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かつて多くのライダーを魅了した名車「CBX400F」。その中古価格が年々上昇しているのをご存じでしょうか?この記事では、「CBX400F 中古 なぜ高い?」と疑問を抱く方に向けて、その理由を多角的に解説していきます。
希少性や人気の背景、市場の動き、そして旧車としての文化的価値や維持の難しさなど、購入前に知っておきたい情報を丁寧にまとめました。これからCBX400Fの購入を考えている方はもちろん、旧車バイクに興味のある方にも必見の内容です。
この記事のポイント
- CBX400Fの中古価格が高騰している理由
- 修復歴や整備履歴が価格に与える影響
- 国内外の中古バイク市場の動向
- 維持費や購入後に必要な知識
CBX400Fの中古車が高い理由

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希少性と人気の背景
CBX400Fは1980年代初頭にホンダから発売された名車で、当時の若者を中心に絶大な人気を博しました。発売当時はその斬新なデザインや走行性能の高さが話題となり、多くのライダーを惹きつけました。特に空冷4気筒エンジンによる力強いフィーリングと独特なサウンドは、バイクファンの間で圧倒的な支持を集め、今なお語り継がれる魅力となっています。
生産台数が限られており、当時でも既に貴重な存在であった上に、年月の経過とともに状態の良い車両はますます減少。結果として、その希少性が価値を押し上げる大きな要因となっています。また、旧車としての魅力やノスタルジックな雰囲気も評価されており、現在も多くのファンを魅了し続けていることから、市場での需要が絶えることはありません。
市場での高騰要因
旧車ブームの影響もあり、CBX400Fの人気は近年再燃しています。特に昭和レトロの雰囲気を感じさせるそのスタイルや、当時の走行感覚を忠実に残している点が若い世代にも新鮮に映り、年齢層を問わず支持を集めています。さらに、純正状態に近いオリジナル車両や、プロによって丁寧にレストアされた個体は、コレクターや旧車ファンの間で非常に価値が高いとされ、高額での取引が常態化しています。また、部品の入手が難しくなっていることも市場価格を押し上げる要因の一つです。
エンジンや外装パーツなど、オリジナル部品の有無が価格に大きく影響し、整備された車両ほど希少性と安心感があるため、より高値で売買される傾向があります。こうした背景の中で、需要がある一方で供給が非常に限られており、そのバランスの崩れがCBX400Fの中古車価格を年々上昇させる主因となっているのです。
年式と走行距離の影響
CBX400Fは製造から40年以上が経過しているため、年式による価値差が非常に大きくなってきています。年式が古くなるにつれて部品の劣化や摩耗が進むため、メンテナンスの手間やコストも増加しますが、それに反して走行距離が少なく、長期間にわたって丁寧に保管・管理されてきた車両は極めて希少な存在となります。特に、屋内保管されていた個体や、湿気対策が施された環境で保管されていた車両は外装・内装共に劣化が少なく、美しい状態を保っていることが多いです。
こうした希少性の高い個体は、旧車ファンやコレクターからの需要が非常に強く、価格が大幅に跳ね上がる傾向があります。また、整備履歴がしっかりと残っていることや、ホンダ純正のオリジナルパーツが多く残されていることも、評価額に大きく影響します。特に、エンジン内部の状態や電装系の修復履歴、消耗品の交換状況などが詳細に記録されている車両は、購入後の不安が少ないと判断され、高い評価を受けることが一般的です。
CBX400Fの相場と流通

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現在の相場動向
現在のCBX400Fの中古市場では、車両の状態やカスタムの有無、パーツのオリジナル度合いによって価格に大きな差が生まれています。一般的な相場は150万円〜300万円程度ですが、これはあくまで平均的な範囲であり、実際には状態や背景に応じてさらに上下することがあります。例えば、エンジンや足回りのオーバーホールが済んでいる車両、あるいはプロによるフルレストアが施されている場合、信頼性と安心感が加味されて価格は跳ね上がります。また、初期型や限定色といった特別な仕様は、希少性の面でも高く評価され、相場を超える金額がつくこともしばしばです。
特にノーマル状態で保存された個体や、フルレストア済みで高品質なコンディションを保っている車両は、400万円を超えるプレミア価格で取引されるケースも少なくありません。こうした高額取引が目立つことから、市場全体の価格帯にも上昇傾向が見られるようになっています。
CBX400Fの過去と今
発売当初、CBX400Fは新車価格が50万円台でした。しかし、今ではその何倍もの価格で取引されており、旧車としての価値が高まっていることが伺えます。生産終了から長い年月が経過しているにもかかわらず、その存在感は色褪せることなく、コレクター市場でも高評価を受け続けています。
1980年代を象徴するモデルとして、その時代を知る世代にとっては懐かしさとともに特別な価値を持ち、また若い世代にも新鮮なスタイルとして魅力的に映ることから、今なお高い人気を維持しています。

買取・査定に関するデータ
CBX400Fの買取市場でも高値がついており、状態次第では200万円以上の査定が出ることも珍しくありません。とくに、エンジンやフレームの状態が良好で、塗装や外装パーツが純正のまま保たれている個体は高く評価されます。また、過去に事故歴がないことや、定期的なメンテナンスが記録として残っている場合、査定額に大きくプラスの影響を与えます。
さらに、タイヤやチェーン、ブレーキパッドなどの消耗品が最近交換されている車両も、購入後の整備コストを抑えられるという観点から好まれます。特に純正部品が残っている車両や、メンテナンスが行き届いているものは高評価を得やすい傾向にあり、買取業者によってはオークション価格を見越した上で高めの提示をすることもあるほどです。
販売店と取引の実情

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販売店の役割と流通
CBX400Fのような旧車は、専門知識を持った販売店で取り扱われることが多く、整備や保証などの面で安心感があります。こうした販売店は、旧車に特化した豊富なノウハウや経験を持っており、購入希望者に対して的確なアドバイスを提供できる点も大きなメリットです。また、車両の状態をしっかりとチェックし、必要に応じてエンジンの分解整備やフレームの修正、電装系の点検などを施すことで、より良好なコンディションでの販売を実現しています。
専門店では車両のレストアや整備を行った上で販売されるため、車両の安全性や信頼性が高く、購入者が安心して乗り出せるよう配慮されています。そのため、販売価格にはこうした整備やレストアにかかるコストが上乗せされることとなり、相場より高額になるケースもありますが、その分の価値は十分にあるといえるでしょう。
取引相手の選び方
個人売買を選ぶ際は、相手の信頼性や車両の状態を十分に確認することが非常に重要です。取引の相手が過去にどのような実績を持っているのか、オンラインでの評価やレビューを確認するだけでなく、直接会って話すことも大切です。また、車両の整備履歴や事故歴、改造内容については、できるだけ詳細な情報を得るよう努め、写真や書類だけで判断せず、可能であれば現車を確認するようにしましょう。
さらに、車検証の記載情報や、車両に使用されているパーツのメーカー・状態にも注目すると、隠れた問題点の把握に役立ちます。こうした情報を正確に把握し、納得した上で取引を行うことが、後のトラブルを回避するための大きなポイントとなります。信頼できる第三者を交えた契約や、売買証明書の作成なども、安全な個人売買を実現するために有効です。
オークションでの取り引き
ネットオークションや業者オークションでもCBX400Fは頻繁に出品されていますが、写真や簡易的な商品説明だけでは実際の車両の状態を正確に把握することが難しく、見落としや誤解がトラブルの原因となることもあります。特に旧車の場合、外見だけでなく内部機構や電装系の劣化なども確認する必要があるため、現物をしっかりとチェックすることが非常に重要です。
また、出品者によっては専門知識に乏しいケースもあるため、技術的な情報が不十分なこともあります。そのため、可能な限り現車確認を行い、実際にエンジンの始動状況やサスペンションの動作、フレームの歪みや修復歴の有無などを確認することが推奨されます。さらに、出品者が信頼できる業者であるか、過去の評価や取引実績があるかも重要な判断材料となります。これらをしっかり確認することで、安心して購入することができ、後々のトラブル回避につながります。
CBX400Fの仕様とデザインの魅力

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独特のデザイン
CBX400Fは、1980年代前半に登場したとは思えないほど洗練されたスタイリングを誇ります。流れるようなラインの燃料タンク、精密なディテールが施されたサイドカバー、当時としては先進的なセミエアロタイプのカウルなど、すべてがバイクファンの心をつかむ要素です。また、独特の二本出しマフラーやコンパクトなテールデザインも印象的で、街中でも一目でCBX400Fと分かる存在感を放っています。
視覚的なインパクトだけでなく、全体としてのバランスの良さも高く評価されており、どの角度から見ても美しいシルエットが保たれていることは、旧車としての価値を高める重要な要素となっています。こうしたデザイン面での完成度の高さが、現在でも多くのバイクファンから支持される理由のひとつです。
エンジン性能と走行感
CBX400Fは、空冷4気筒エンジンを搭載し、高回転域までスムーズに回るエンジンフィールが特徴です。そのエンジンは、特に8,000回転を超えるあたりから力強さを増し、ライダーにダイナミックな加速感を提供します。最高出力は約48馬力を誇り、当時の400ccクラスではトップクラスの性能を実現していました。このパワーは、加速だけでなく高速道路での安定したクルージングにも大きな効果を発揮します。
軽量なボディと相まって、非常に軽快でスポーティな走行感覚が得られ、峠道でのワインディングや都市部での機動性にも優れています。加えて、レスポンスの良いスロットル特性や、扱いやすいギア比設定により、ライダーがストレスなく操れる仕上がりとなっています。街乗りからツーリングまで幅広く対応できる汎用性の高さも魅力で、初心者からベテランまで、多くのライダーに支持される理由がここにあります。
カスタムやレストアの可能性
CBX400Fは多くのバイクファンに愛されており、その分カスタムパーツやレストア用の部品も比較的豊富です。旧車としてはパーツの入手性が良好な部類に入り、純正部品はもちろん、当時の雰囲気を再現できるリプロ品なども市場に流通しています。純正風のレストアで美しさを蘇らせるも良し、個性的なカスタムで自分だけの一台に仕上げるも良し。塗装やシート張り替え、メーター周りのレストアなど、細部にまでこだわった再現も可能で、完成後にはまるで新車のような輝きを取り戻すことができます。
また、外装だけでなく、吸排気系やサスペンション、電装系までアップデートできる選択肢も多く、メンテナンス性と性能向上の両立も実現可能です。こうした再現性の高さと自由度の広さは、旧車としての魅力をさらに引き立てており、CBX400Fが今なお多くのファンを惹きつける理由の一つとなっています。
新車価格と値段の関係

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新車価格の推移
CBX400Fの新車価格は、発売当時で約50万円前後でした。これは当時の400ccクラスとしては標準的な価格帯であり、ライバル車種ともほぼ同等の水準でした。バイク自体の性能やスタイルに対するコストパフォーマンスの高さもあって、多くのライダーに支持されていたモデルです。ところが、現代においてはその価格が大きく変動しており、長い年月が経過した今では、中古市場においてその価値は当時の数倍以上に跳ね上がっています。
特に状態の良い個体や、純正パーツが残っているもの、走行距離が少なく整備履歴が明確な車両などは、さらに高値で取引される傾向にあります。また、CBX400Fはその時代背景やデザインの独自性から、今となっては歴史的価値のあるモデルとして再評価されており、コレクターズアイテムとしての需要も高まっています。そのため、通常の中古バイクと比較してもプレミアがつきやすく、取引価格は年々上昇傾向にあります。
中古車との価格差
現在の中古価格は150万円〜300万円を超えるものもあり、当時の新車価格と比べると3〜6倍にもなります。中には状態の良い個体やフルレストア済みの車両で400万円を超える取引がなされる例もあり、プレミアムバイクとしての地位を確立しています。この価格差は、単なる物理的な価値だけではなく、希少性・ブランド性・歴史的価値といったさまざまな要素が複雑に絡み合った結果といえます。
また、CBX400Fは今や象徴的な存在として認識されており、バイクファンの中では“伝説のバイク”とも称されることがあります。パーツ供給が減っている中でも高い整備性を維持し続けることが可能である点も、中古価格が高騰する一因です。さらに、当時を懐かしむ世代や若い層のリターンライダーたちの再注目もあり、継続的な需要が価格を支えているとも言えるでしょう。
経済的な視点から見る価値
一見すると高額に思えるCBX400Fの中古価格ですが、旧車市場全体の流れや将来的な価値の上昇を考慮すると、投資的な観点からも「価値ある一台」といえます。特にCBX400Fのようにファン層が厚く、継続的な注目を集めている車種は、長期的に見ても安定した価値を保ちやすい傾向があります。今後さらに価値が高まる可能性もあり、趣味と実益を兼ねた所有ができる点も人気の理由です。
加えて、愛好家同士のネットワークやイベントなどを通じてコミュニティとの交流も楽しめるため、単なる所有以上の充実感を得られるのも魅力のひとつです。
レッドバロンなどの業者の影響

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重視されるバイク業者
CBX400Fのような旧車を取り扱うには、専門知識と確かな整備技術が不可欠です。特に年式の古い車両は、現行車にはない構造や独特の調整ポイントが多いため、それらを正確に理解し対応できる専門的なスキルが求められます。レッドバロンをはじめとする大手バイク販売店は、こうした旧車の取扱経験が豊富で、長年にわたり蓄積されたノウハウをもとに、高水準の整備・点検を行う体制を整えています。
さらに、車両の履歴管理やアフターサービスの充実度も高く、購入後のサポートまで一貫して任せられるのが特徴です。業者選びは、単に価格だけで判断するのではなく、整備の質やアフターケア、保証内容なども総合的に比較検討することが大切であり、こうした観点から見ても信頼できる業者を選ぶことは、購入後の安心感を左右する非常に重要なポイントとなります。
業者による価格の変動
バイク業者が扱うCBX400Fの価格には、整備や保証、アフターサポートなどが加味されており、個人売買に比べて価格が高めになる傾向があります。特に旧車であるCBX400Fの場合、部品の状態や動作確認にかかる手間が大きく、販売前に細かな点検やオーバーホールを行う必要があるため、その分が販売価格に反映されるのです。さらに、信頼できる整備士が常駐していたり、専門の設備で旧車特有の調整や修理ができる店舗では、より高い品質を保証できる分、価格が上乗せされるケースが少なくありません。
また、販売店の需要や在庫状況、季節による売れ筋傾向などによっても価格は変動しやすくなります。たとえば春や秋のバイクシーズン前には相場が上がることもあります。こうした市場の動きを見極め、相場を正確に把握するには、複数業者の価格やサービス内容を比較することが重要であり、最終的には価格だけでなく提供される価値全体を評価して購入判断を行う必要があります。
業者からの買い得情報
一部の業者では、定期的にキャンペーンやセールを実施しており、通常よりも安く手に入れられるチャンスがあります。たとえば、季節限定の割引や下取り強化キャンペーンなどを通じて、費用を抑えつつ良質なCBX400Fを手に入れることが可能になります。これらの情報はウェブサイトやSNS、店舗での告知などを通じて随時更新されているため、こまめなチェックが有効です。また、整備履歴や車両の状態が明確に提示されるため、走行距離、修復歴、交換パーツの詳細まで把握でき、長期的に見ても安心して購入できるメリットがあります。
加えて、販売店によっては購入後の無料点検や定期メンテナンスサービスが付帯する場合もあり、総合的なコストパフォーマンスを高めています。特にレッドバロンのような大手では、全国ネットワークを活かした保証やアフターサービスも充実しており、故障時の迅速な対応やパーツの取り寄せ体制、さらには買い替え時の下取りサポートまで、幅広いサービスが揃っています。そのため、旧車初心者にも安心の選択肢となっており、安心感と信頼性の両面で優れた購入先といえるでしょう。
CBX400Fの維持費と価値

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車検の重要性
CBX400Fは旧車であるため、定期的な車検が欠かせません。特に経年劣化の影響を受けやすいパーツが多いため、整備と検査を丁寧に行うことが安全性の確保に直結します。ブレーキホースやゴム類、電装系統などは長年の使用で劣化しやすく、年式の古さによっては予期せぬ故障のリスクもあります。こうしたトラブルを未然に防ぐためにも、車検の際には通常よりも細かな点検と予防整備が求められます。通常のバイクよりも検査項目が増えることがあり、特に純正部品のまま維持している場合は希少パーツの調達も必要になるため、整備費用や交換部品のコストも高くなる傾向にあります。
また、CBX400Fのような人気旧車は、整備士の技術力も重要な要素となるため、信頼できる整備工場や旧車に詳しいメカニックの存在が、車両のコンディション維持において重要な役割を果たします。そのため、車検は単なる法的手続きにとどまらず、価値ある旧車を安全に維持するための重要な儀式ともいえるでしょう。
修復歴の影響
CBX400Fにおいては、修復歴の有無が査定価格に大きな影響を与えます。フレーム修正やエンジン載せ替えなどの履歴があると、たとえ見た目が美しく丁寧に整備されていても、純正状態を重視するバイヤーにとっては大きなマイナスポイントとなり得ます。特に、フレームの溶接跡や不自然な再塗装が見受けられる場合、細かな部分までチェックされる査定現場では減点対象となることが一般的です。また、エンジンの載せ替え歴がある場合には、同型式エンジンであっても純正マッチングが失われるとして評価が下がるケースもあります。
逆に、完全なノンレストア・オリジナルコンディションが保たれている車両は、今日では非常に希少な存在とされており、信頼性と履歴の明確さから高く評価される傾向にあります。こうした車両はコレクターズアイテムとしても注目され、状態次第では相場を大きく上回る価格で取引されることもあります。したがって、CBX400Fを高く売却したいと考えるオーナーにとっては、修復履歴を避けるだけでなく、保管状態の良さや整備履歴の明確化も極めて重要なポイントとなります。
平均維持費の分析
CBX400Fの年間維持費は、税金や保険に加え、定期的な整備・パーツ交換が発生するため、通常の現行車よりもやや高めです。平均的には年間10〜20万円程度とされますが、これはあくまでも標準的な使用環境下での目安に過ぎません。消耗品やトラブルの頻度によってはさらに費用が増すこともありますし、定期的なキャブレターの清掃や点火系のチェックなど、旧車特有のメンテナンス項目も必要となるため、維持にかかる手間も少なくありません。また、経年によるオイル漏れやゴムパーツの劣化といった症状が出やすく、長距離走行前には入念な点検が欠かせません。
特に純正パーツを使った整備を望む場合、入手困難な部品にはプレミア価格が付くこともあるため、一般的な修理よりも高額になりがちです。一部のパーツはすでにメーカー在庫が枯渇しており、オークションや専門ショップを通じて探す必要があります。したがって、CBX400Fの維持には予算面でも精神面でも余裕を持った姿勢が求められ、愛情とこだわりが試されるバイクと言えるでしょう。
中古車市場とその特徴

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国内と海外の相場事情
CBX400Fの中古市場における価格は、日本国内だけでなく、海外市場にも影響されています。特にアジア諸国では日本製旧車の人気が非常に高く、その中でもCBX400Fは高級感とレトロな魅力を兼ね備えた希少車として評価されており、輸出目的での買い付けが価格高騰の一因にもなっています。台湾、タイ、インドネシア、フィリピンといった国々では、日本車に対する信頼性とデザインへの評価が根強く、旧車市場が活況を呈していることもあり、CBX400Fのようなモデルが積極的に買われています。
さらに、輸出を目的としたバイヤーや業者が日本国内の在庫を一括で買い取るケースもあり、国内の供給量を減らし、価格をさらに押し上げる要因となっています。国内では、車両の状態や年式による相場差が大きく、フルノーマルの状態を保つ個体は特に人気が高いです。海外輸出を視野に入れた業者による買い占めが、価格変動を助長している面も大きく、日本国内の一般ユーザーにとっては、希望価格での入手がますます難しくなってきています。
中古バイクとしての人気
CBX400Fは単なる移動手段ではなく、“バイク文化”を体現する存在として、中古市場でも根強い人気を誇っています。特に、かつて青春時代にCBX400Fに乗っていた世代が再び手に入れたいと考える「リターンライダー」層の存在は大きく、当時の思い出やノスタルジーが購入動機に直結しています。また、見た目や音に惚れ込んだ若年層にとっても、現代のバイクにはない独特の存在感やメカニカルな質感が強い魅力となっています。
さらに、カスタムパーツの豊富さやメンテナンス性の高さから、いわゆる“イジる楽しさ”を求める層にも訴求しており、所有することそのものが趣味となるモデルです。クラシックなスタイルや直線的なライン、クロームメッキの輝きなど、ビジュアル面での魅力はもちろんのこと、キャブレターエンジン特有のレスポンスや独特の排気音といったアナログ感も、現代の電子制御満載のバイクとは一線を画すポイントとなっています。
このように、多様な購入層がCBX400Fに惹かれる背景には、単なる機能性を超えた“文化的価値”が息づいており、それが中古市場における根強い人気を支える大きな柱となっているのです。
今後の市場展望
今後もCBX400Fの市場価値は安定もしくは上昇傾向が続くと見られています。近年では、旧車人気の高まりに加え、ホンダをはじめとするメーカーや専門パーツメーカーによって一部パーツの再生産が行われるなど、維持やレストアの現実性が高まってきているのが追い風となっています。加えて、旧車に特化した整備工場の増加や、レストア技術の向上により、以前よりも安心して旧車に乗れる環境が整いつつあります。
特にSNSや動画サイトなどのメディアを通じて、個人オーナーによるレストア記録や整備情報が共有されるようになり、情報面でのサポートも手厚くなっている点は注目に値します。一方で、排ガス規制や騒音規制の強化といった法規制の動向も見過ごせません。
今後、環境性能への要求が高まるにつれて、古い車両の登録・再登録が厳しくなる可能性もあり、地域によっては乗り入れ制限が設けられることも想定されます。そのため、CBX400Fの購入を検討する際には、車両本体の状態や相場だけでなく、今後の制度改正動向や社会的な受容性といった外部要因にも目を向けておくことが重要です。
愛すべきCBX400Fとバイク文化

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当時のバイク文化
CBX400Fが発売された1980年代は、まさにバイクブームの絶頂期でした。若者たちの間ではバイクが一種のステータスシンボルとなり、週末のツーリングやナイトランなど、バイクを通じたライフスタイルが広がっていました。加えて、雑誌やテレビ、映画といったメディアにもバイクが頻繁に登場し、若者文化の象徴としてその地位を確立していた時代です。走り屋文化やカスタム文化も急速に発展し、街中では改造マフラーの重低音が響き渡り、深夜の峠では技術を競い合うライダーたちの姿が日常風景となっていました。
CBX400Fはその中でもスタイリッシュかつ高性能という理由で圧倒的な人気を誇り、特にその独特なデザインや空冷4気筒エンジンの心地よいサウンドは、多くのライダーを魅了しました。当時の若者にとっては「憧れのバイク」として認識されており、所有することが一種の成功や自立の証とも捉えられていたのです。こうした背景により、CBX400Fは“伝説的バイク”のひとつとして広く知られる存在となりました。
バイクファンの視点
CBX400Fに対するファンの思い入れは非常に深く、走りの性能だけでなく、音やデザイン、さらにはその背景にある歴史までも含めて評価されています。空冷4気筒ならではのエンジンサウンドや、直線基調の美しいフォルム、時代を感じさせるメーターまわりなど、一つひとつの要素が強い魅力を放ち、バイク愛好家たちの心を掴んで離しません。オーナー同士の交流イベントやミーティングも全国各地で盛んに行われており、共通の愛車を通じて世代を超えた交流が生まれる場ともなっています。
「仲間と繋がる手段」としての側面も持ち、単なる乗り物以上の“絆”の象徴となっているのです。また、SNSや動画配信を通じて、CBX400Fにまつわる思い出や整備記録、走行風景などが広く発信され、若い世代にもその魅力が浸透しつつあります。TikTokやYouTubeを通じたショート動画やレストア過程の共有により、CBX400Fはレトロブームとも相まって新たなファン層を獲得しており、その価値は文字通り世代を超えて広がり続けているのです。
名車としてのCBX400Fの地位
CBX400Fは単なる旧車ではなく、名車としての風格と地位を確立しています。ホンダの技術力と当時の先進性を象徴するモデルとして、今なお高いリスペクトを集めており、その評価は国内外を問わず根強く続いています。特に、当時としては画期的だった空冷4気筒エンジンや、美しい直線美を備えたボディラインは、デザインと機能の両面において高い完成度を誇っています。CBX400Fは、単なる懐古趣味にとどまらず、技術的背景や設計思想にまで共感を呼ぶ存在であり、それが名車としての地位を支える大きな要因となっています。
さらに、専門雑誌やバイク系のYouTubeチャンネルでも頻繁に取り上げられ、レストア企画や走行レビューなどを通じてその魅力が世代を超えて共有されています。イベント会場などでは「CBX乗り」がひときわ注目を集める存在となり、オーナーにとっては誇りとなる一台でもあります。そのため、「いつかはCBX」と語られるような存在として、多くのバイクファンの憧れであり続けることは間違いなく、今後もその価値はますます高まっていくと考えられます。