へルメット バイク用品

静かなバイクヘルメットおすすめ10選|風切り音を比較

プレミアバイクワールド・イメージ

バイクで走っているときに聞こえる「ゴー」「ヒュー」という風切り音は、短時間なら気にならなくても、長距離ツーリングや高速道路では疲労や集中力低下の原因になります。

インカムの音声が聞き取りにくくなり、必要以上に音量を上げてしまうこともあるでしょう。

静かなヘルメットを選ぶには、遮音性だけでなく、走行風を整える空力性能、シールドの密閉性、首元からの風を抑える内装構造が重要です。

ただし、静音性はバイクのスクリーン、乗車姿勢、ヘルメットのサイズなどによっても変わるため、口コミだけでは判断できません。

この記事では、静音設計に注目したバイクヘルメット10選を比較し、目的別のおすすめモデルや失敗しない選び方を紹介します。

現在使用しているヘルメットの風切り音を軽減する方法も解説するので、より静かで快適なライディング環境を整えたい方は参考にしてください。

この記事のポイント

  • 静かなバイクヘルメットおすすめ10選と特徴
  • ヘルメットのタイプ別による静音性の違い
  • 風切り音が発生する原因と効果的な対策
  • 静音性の高いヘルメットを選ぶポイント
  • 用途や走行環境に合ったおすすめモデル

静かなバイクヘルメットおすすめ10選【比較表付き】

プレミアバイクワールド・イメージ

静かなバイクヘルメットを選ぶときは、単純な遮音性だけでなく、風切り音の発生を抑える空力性能、シールドの密閉性、首元からの風の侵入を防ぐ内装構造まで確認することが重要です。

ただし、ヘルメット内部で聞こえる音は、バイクのスクリーン形状、乗車姿勢、走行速度、ライダーの頭の形などでも変わります。そのため、ここでは公表されている静音設計や空力性能、ツーリングでの快適性をもとに総合的に比較します。

静かなヘルメット10選の価格・タイプ・静音設計比較表

順位製品名タイプ価格帯の目安静音設計の注目点おすすめ用途
1位SHOEI GT-Air 3フルフェイス約7万円台~エアタイトシーリング・イヤーパッド・エアロフォルム長距離ツーリング
2位SHOEI Z-9フルフェイス約6万円台~ボーテックスジェネレーター・イヤーパッド街乗り・ツーリング
3位SHOEI NEOTEC 3システム約8万円台~首元の密閉構造・エアタイトシーリング長距離・観光ツーリング
4位Arai ASTRO-GXフルフェイス約6万円台~空気抵抗を抑える帽体形状・スポイラー高速ツーリング
5位OGK KABUTO AEROBLADE-6フルフェイス約4万円台~空力性能・シールドの密閉性通勤・ツーリング
6位HJC RPHA 12フルフェイス約6万円台~空力を意識したシェル形状スポーツ走行
7位SHOEI Z-8フルフェイス約5万~6万円台シールド横の乱流抑制・イヤーパッド街乗り・ツーリング
8位OGK KABUTO F-17フルフェイス約5万~6万円台空力デバイス・ウェイクスタビライザー高速・サーキット
9位Arai RX-7Xフルフェイス約6万~7万円台高速域を想定した安定性・丸い帽体スポーツ走行
10位OGK KABUTO RYUKIシステム約3万~4万円台チンカバー・シールドによる防風性通勤・街乗り

※価格は単色、グラフィック、販売店、時期によって異なります
※順位は同一条件で測定した騒音値の順位ではなく、静音設計、空力性能、密閉性、用途、価格を総合した選定です

1位 SHOEI GT-Air 3|長距離ツーリングで静かに走りやすい

GT-Air 3は、高速道路を使った長距離ツーリングで、静かさと快適性を重視したい人に向いています。

シールドと窓ゴムを密着させるエアタイトシーリングを採用し、シールド周辺から入り込む走行風を抑えやすい構造です。耳元にはイヤーパッドがあり、首周りまで包み込む内装と合わせて外気や音の侵入を軽減します。

インナーサンバイザーを搭載しているため、日中から夕方まで走るロングツーリングにも便利です。ただし、スポーツ系の軽量モデルと比べると重量があるため、必ず試着して重心やフィット感を確認しましょう。

GT-Air 3の評価項目特徴
静音性シールド・耳元・首元からの音の侵入に配慮
快適性インナーサンバイザーとベンチレーションを装備
空力性能ツーリング姿勢を想定したエアロフォルム
向いている人高速道路や長距離ツーリングが多い人
注意点軽量性を最優先する人には重く感じる可能性がある

SHOEI GT-Air 3公式製品情報

2位 SHOEI Z-9|風切り音を抑えた軽量フルフェイス

Z-9は、軽さ、コンパクトさ、静音性をバランスよく求める人におすすめです。

シールド横にはボーテックスジェネレーターが設けられ、耳に近い部分で発生する空気の乱れを抑える構造になっています。さらに、耳元のイヤーパッドと首周りへ密着しやすいチークパッドにより、外気や音の侵入にも配慮されています。

SHOEIは大型風洞設備による参考比較で、Z-9がZ-8より特に低い音域の騒音を抑えていると説明しています。軽量モデルを選びたいものの、風切り音も妥協したくない人に適した一台です。

メリット注意点
軽さと静音設計を両立しやすいインナーサンバイザーは非搭載
街乗りからツーリングまで使いやすい頭の形に合わないと本来の静音性を得にくい
Z-8から静音性能が改良されているインカム装着後は耳周りの状態が変わる

SHOEI Z-9公式製品情報

3位 SHOEI NEOTEC 3|静粛性に配慮したシステムヘルメット

NEOTEC 3は、システムヘルメットの利便性と静かな走行環境を両立したい人に向いています。

フロント部分を開閉できるため、休憩、会話、メガネの着脱などがしやすく、長距離ツーリングで便利です。シールド周辺のエアタイトシーリングや耳元のイヤーパッドなど、外気や音の侵入を抑えるための装備も採用されています。

システムタイプは構成部品が多く、一般的なフルフェイスより重くなりやすい点には注意が必要です。静かさだけでなく、開閉機能やインナーサンバイザーの利便性まで重視する人に適しています。

SHOEI NEOTEC 3公式製品情報

4位 Arai ASTRO-GX|高速道路でも安定しやすいツーリングモデル

ASTRO-GXは、長距離走行時の安定性と快適性を重視したツーリング向けフルフェイスです。

アライらしい滑らかで丸みのある帽体に加え、後頭部にはGTスポイラーを採用しています。高速道路で頭に受ける風の負担を抑えやすく、長時間走行による疲れの軽減が期待できます。

静音性は音を遮断する性能だけで決まるものではありません。頭が風に振られにくく、自然な姿勢を維持しやすいことも、長距離を快適に走るための重要な条件です。

5位 OGK KABUTO AEROBLADE-6|軽さと静音性のバランスがよい

AEROBLADE-6は、軽さ、空力性能、静音性、価格のバランスを求める人に適しています。

シールドの動作音軽減と密閉性向上を目的とした二軸ラチェットシステムを採用。帽体も軽量かつコンパクトに設計されているため、通勤から休日のツーリングまで幅広く使いやすいモデルです。

重量による首や肩への負担を抑えながら、走行風による不快な音も軽減したい人にとって、有力な選択肢になります。

OGK KABUTO AEROBLADE-6公式製品情報

6位 HJC RPHA 12|空力性能を重視したスポーツモデル

RPHA 12は、前傾姿勢で走るスポーツバイクや高速走行に適したフルフェイスです。

空気抵抗や揚力を意識したシェル形状を採用しており、高速域で頭が振られる負担を抑えやすいのが特徴。ヘルメット周辺の空気が安定すれば、乱流によって発生する風切り音の軽減にもつながります。

ツーリング専用モデルではないため、インナーサンバイザーなどの利便装備より、軽さやスポーツ性能を重視する人に向いています。

7位 SHOEI Z-8|風切り音の低減性能に定評がある

Z-8は、軽量なフルフェイスとして街乗りからツーリングまで使いやすいモデルです。

シールド横に設けられたボーテックスジェネレーターが走行風の乱れを抑え、耳元で発生しやすい風切り音を低減。イヤーパッドや首周りに密着する内装も採用されています。

現在は後継のZ-9が登場しているため、新品在庫や旧カラーを安く購入できる場合があります。ただし、製造年月日、保管状態、補修部品の供給状況まで確認して選びましょう。

SHOEI Z-8公式製品情報

8位 OGK KABUTO F-17|高速走行に適したレーシングモデル

F-17は、サーキットやスポーツ走行を想定し、空力性能を重視して設計されたフルフェイスです。

帽体周辺の気流を整えるウェイクスタビライザーや空力デバイスを備えており、高速域での安定性を追求しています。スポーツバイクの前傾姿勢で走ることが多い人に適したモデルです。

一方、静かさの感じ方はネイキッド、ツアラー、スーパースポーツなど、乗っている車種によって変わります。購入前に普段の乗車姿勢との相性を確認することが大切です。

OGK KABUTO F-17公式製品情報

9位 Arai RX-7X|高速域での安定性に優れたフルフェイス

RX-7Xは、高速域やスポーツ走行に対応するアライのフルフェイスです。

滑らかで丸みのある帽体は、走行風を受け流すことを重視した形状です。高速走行中に頭が振られにくい状態を作りやすく、風による負担や不快感の軽減につながります。

レーシング性能を重視したモデルであり、静粛性だけを目的としたツーリングヘルメットではありません。高速安定性、安全性、ベンチレーション性能を含めて選びたい人に向いています。

10位 OGK KABUTO RYUKI|街乗りにも使いやすいシステムヘルメット

RYUKIは、フロント部分を開閉できる利便性と購入しやすい価格を両立したシステムヘルメットです。

信号待ちや休憩時にフロント部分を開けられるため、通勤、街乗り、配達、ツーリングなど幅広い用途に対応できます。チンカバーを閉じればジェットヘルメットより走行風が入りにくく、防風性を確保しやすい点も特徴です。

ただし、静音性を最優先したプレミアムモデルではありません。価格と利便性を重視しながら、ジェットタイプより風を抑えたい人に向いています。

おすすめ10選の静音性・快適性・価格を総合比較

選び方を用途別に整理すると、次のようになります。

重視する条件第一候補選ぶ理由
長距離での静かさSHOEI GT-Air 3密閉性とツーリング装備を両立
軽さと静音性SHOEI Z-9軽量な帽体と風切り音対策
システムタイプSHOEI NEOTEC 3開閉機能と静音設計を両立
高速ツーリングArai ASTRO-GX空力安定性と快適性を重視
コストとのバランスAEROBLADE-6軽さ、空力、価格のバランスがよい
スポーツ走行HJC RPHA 12前傾姿勢での空力性能を重視
型落ち価格を狙うSHOEI Z-8在庫があれば比較的選びやすい
サーキット走行OGK KABUTO F-17高速域での空力安定性を追求
安全性と高速性能Arai RX-7Xスポーツ走行向けの上位モデル
街乗りの利便性OGK KABUTO RYUKI開閉機能と価格のバランスがよい

静かさを優先するならGT-Air 3、軽さも重視するならZ-9、フロント開閉機能が必要ならNEOTEC 3が選びやすいでしょう。

静かなヘルメットはどれ?タイプ別の静音性を比較

プレミアバイクワールド・イメージ

一般的には、顔全体とあごを覆うフルフェイスが最も静かになりやすく、次いでシステムヘルメット、ジェットヘルメット、オフロードヘルメットの順になります。

ただし、実際の静かさはヘルメットタイプだけでは決まりません。シールドの密閉性、首周りの隙間、ベンチレーションの形状、サイズの適合状態によって順位が変わる場合があります。

フルフェイスは風の侵入口が少なく静かになりやすい

フルフェイスは頭部、顔、あごまで一体の帽体で覆うため、ほかのタイプより走行風の侵入口が少ない構造です。

特に、シールドと窓ゴムの密着性が高く、チンカーテンやイヤーパッドを装備したモデルは、あご下や耳元から入り込む風を抑えやすくなります。

静かさを最優先するなら、まずフルフェイスから検討するのが基本です。ただし、サイズが大きすぎると首元に隙間ができ、本来の静音性を得られないことがあります。

システムヘルメットは首元の密閉性を確認する

システムヘルメットは、チンカバーを開閉できる利便性が魅力です。閉じた状態では顔全体を覆えるため、ジェットヘルメットより走行風を抑えやすくなります。

一方、チンカバーの接合部や開閉機構があるため、モデルによってはフルフェイスより風切り音が発生しやすい場合があります。首元のノイズ対策、シールドの密閉性、チンカバーを閉じたときの固定状態を確認しましょう。

重量も増えやすいため、静かさと開閉機能のどちらを優先するか考えて選ぶ必要があります。

ジェットヘルメットは走行風が入りやすい

ジェットヘルメットは顔の下側が開いているため、開放感があり、街乗りでは使いやすいタイプです。

その反面、あご下やシールド下端から走行風が入りやすく、高速になるほど風切り音が大きくなる傾向があります。ロングシールドを装着したモデルでも、フルフェイスほど首元を密閉することはできません。

街中の低速走行が中心なら扱いやすいものの、高速道路での静かさを重視する場合は、フルフェイスまたはシステムタイプが適しています。

オフロードヘルメットはバイザー周辺で風切り音が出やすい

オフロードヘルメットは、泥や日差しを避けるためのバイザーを装備しており、ゴーグルを使用するモデルもあります。

突出したバイザーが走行風を受けやすく、正面以外から風が当たると乱流や風切り音が発生することがあります。高速道路を長時間走る用途より、林道、オフロード、アドベンチャー走行に適した構造です。

アドベンチャータイプを選ぶ場合は、バイザーを取り外せるか、高速走行向けの空力対策が採用されているか確認しましょう。

インナーバイザー付きは構造や重量も比較する

インナーバイザーは、レバー操作で日差しを遮れる便利な装備です。サングラスを持ち歩く必要がなく、日中から夜間まで走るツーリングで役立ちます。

ただし、インナーバイザーを収納するスペースや操作機構が必要になるため、帽体が大きくなったり、重量が増えたりする場合があります。

インナーバイザーの有無だけで静音性が決まるわけではありません。シールドの密閉性、首元のフィット感、空力形状まで含めて比較しましょう。

ヘルメットタイプ別の静音性比較表

タイプ静かさの傾向風が入りやすい場所メリット注意点
フルフェイス高い首元・ベンチレーション密閉性と安全性を確保しやすい夏場は暑く感じる場合がある
システム比較的高い首元・開閉部フロントを開閉できる重量と部品数が増えやすい
ジェット低めあご下・シールド下端開放感があり着脱しやすい高速域で風切り音が増えやすい
オフロード低めバイザー・ゴーグル周辺林道や悪路で使いやすいバイザーが走行風を受けやすい
アドベンチャー中程度バイザー・首元オンロードと林道に対応車種や姿勢による差が大きい

タイプだけで選ぶならフルフェイスが静かになりやすいものの、サイズが合っていないフルフェイスより、内装が適切にフィットしたシステムヘルメットのほうが静かに感じることもあります。

SHOEIも、風切り音を抑えるには「ヘルメット周辺の気流を整えること」と「内装や帽体によって不快な音の侵入を抑えること」の両方が重要だと説明しています。最終的には実店舗で試着し、頬、耳、首周りの密着状態まで確認することが大切です。SHOEIの静粛性に関する解説

バイクヘルメットで風切り音が発生する原因

プレミアバイクワールド・イメージ

バイク走行中に聞こえる「ゴー」「ヒュー」という風切り音は、走行風がヘルメットの突起や隙間に当たり、空気の流れが乱れることで発生します。

音の原因はヘルメットだけとは限りません。バイクのスクリーン、ミラー、インカム、乗車姿勢など、複数の要因が重なっている場合があります。

シールドと窓ゴムの間に隙間がある

シールドと窓ゴムの間にわずかな隙間があると、そこへ走行風が集中し、「ヒュー」という高い音が発生することがあります。

主な原因は、シールドの取り付け位置のずれ、窓ゴムの変形、シールドベースの緩みなどです。シールド交換後に音が大きくなった場合は、左右の取り付け状態が均等か確認しましょう。

モデルによってはシールド位置を微調整できます。ただし、誤った調整は密閉性や開閉動作に影響するため、取扱説明書に従うか正規販売店へ相談してください。

確認する場所起こりやすい症状
シールド上端額付近から高い風切り音が聞こえる
シールド左右耳の近くで「ヒュー」という音がする
シールド下端あご周辺から風が入る
シールドベース左右で密着状態が異なる
窓ゴム雨水や冷気も入りやすくなる

SHOEIの一部モデルには、シールドの密着性を左右で微調整できる機構が採用されています。SHOEI Z-9公式製品情報

首元やあご下から走行風が入り込む

フルフェイスでも、首元やあご下は完全に閉じられていません。走行風が下側から巻き込むと、耳元で低い風切り音が発生します。

特に上半身を起こして乗るネイキッドバイクは、胸元に当たった風がヘルメット下側へ流れやすい傾向があります。サイズが大きく、首周りに隙間がある場合も風が侵入しやすくなります。

付属のチンカーテンを装着すると、あご周りからの風の巻き込みを軽減できます。SHOEIもチンカーテンについて、あご周りの巻き込みや風切り音の侵入を低減する装備と説明しています。SHOEI取扱説明書

ベンチレーション周辺で空気が乱れる

ベンチレーションはヘルメット内部の熱気や湿気を排出するために必要ですが、吸気口や排気口に風が当たることで音が発生する場合があります。

ベンチレーションを開けたときだけ音が大きくなるなら、ダクト周辺の気流が原因と考えられます。虫、ほこり、汚れなどが詰まり、空気の流れが不安定になっているケースもあります。

すべて閉じれば必ず静かになるとは限りません。モデルによっては閉じた状態でもわずかに空気が流れるため、購入時にはダクトの位置や密閉構造も確認しましょう。

ヘルメットのサイズやフィット感が合っていない

大きすぎるヘルメットは頬や首周りに隙間ができ、走行風と音が入り込みやすくなります。走行中に帽体が動くことで空気の流れが変わり、風切り音が不安定になることもあります。

反対に、小さすぎるヘルメットは頭や耳を圧迫し、音が必要以上に大きく感じられる可能性があります。

頭囲だけでサイズを決めず、頭の横幅、前後方向、頬の密着状態まで確認することが大切です。新品時は頬が適度に押され、頭を振ってもヘルメットだけが大きく動かない状態が目安です。

ミラーやスクリーンが乱気流を発生させている

風切り音の原因がヘルメットではなく、バイク側にあるケースも少なくありません。

スクリーンの上端を越えた風がヘルメットへ断続的に当たると、「ゴー」という音や振動が発生します。大型スクリーンでも、高さがライダーの体格や姿勢に合っていなければ、静かになるとは限りません。

ミラー、ナックルガード、ハンドガードなどが空気を乱し、ヘルメット周辺へ乱気流を送ることもあります。

安全な範囲で少し立ち上がったり、頭の位置を左右へ動かしたりしたときに音が変わるなら、スクリーンやミラーが影響している可能性があります。

インカムやアクションカメラが風を受けている

ヘルメット側面に装着したインカムやアクションカメラは、走行風を受ける突起物になります。取り付け位置によっては空気の乱れが耳元へ流れ、装着前より風切り音が大きくなることがあります。

特に、大きなインカム本体、外付けマイク、長いカメラマウントは影響が出やすい部分です。

配線や取り付け金具がシールドや内装の密着を妨げていないかも確認しましょう。インカムを選ぶ場合は、薄型で帽体に沿った形状の製品が風の影響を抑えやすくなります。

走行速度が上がるほど風切り音が大きくなる

走行速度が上がるとヘルメットに当たる風圧が強くなるため、風切り音も大きくなります。一般道では気にならなくても、高速道路へ入った途端に音が目立つことがあります。

高速走行が多い人は、低速時の快適性だけでなく、高速域を想定した空力性能や静音設計を確認することが重要です。

メーカーが風洞設備による検証結果を公開している場合は、測定条件や比較対象も確認しましょう。異なるメーカーが個別に公表した騒音値は、測定方法が同一とは限らないため単純比較できません。

横風やライディング姿勢で音の聞こえ方が変わる

静音設計されたヘルメットでも、横風や斜め前から風を受けると音が大きくなる場合があります。

ヘルメットは基本的に正面から受ける風を想定して空力設計されています。後方確認で横を向いたときや、強い横風を受けたときは、シールドホルダーやインカム周辺に乱流が発生しやすくなります。

上半身を伏せた姿勢と起こした姿勢でも、ヘルメットへ当たる風の角度は異なります。製品レビューを参考にする場合は、使用されたバイクの種類や乗車姿勢まで確認しましょう。

内装やシールドの劣化で密閉性が低下している

長期間使用したヘルメットは、頬パッドやネックパッドがつぶれ、首周りに隙間ができることがあります。

シールドの傷や変形、窓ゴムの硬化、シールドベースの摩耗なども密閉性を低下させる原因です。購入当初より風切り音が大きくなった場合は、内装とシールド周辺の劣化を確認しましょう。

交換可能な内装や窓ゴムであれば、補修部品を使って状態を改善できる場合があります。ただし、帽体や衝撃吸収ライナーに異常がある場合は、自己判断で修理せずメーカーや販売店へ相談してください。

風切り音の原因を切り分ける早見表

音が出る状況考えられる原因主な確認箇所
シールドを閉めても高い音がするシールドの隙間窓ゴム・シールドベース
あご付近から低い音がする下側からの風の巻き込みチンカーテン・首周り
ダクトを開けると音が増える空気の乱れベンチレーション
頭を動かすと音が変わる横風・突起物・空力インカム・カメラ・姿勢
スクリーン内だけ音が大きい車体側の乱気流スクリーン・ミラー
高速道路で急にうるさくなる速度上昇による風圧空力性能・フィット感
使用年数とともに音が増えた内装や窓ゴムの劣化頬パッド・シールド周辺

原因を調べるときは、走行中にシールドやインカムを手で動かさないでください。必ず安全な場所へ停車してから確認しましょう。

静かなバイクヘルメットを選ぶポイント

プレミアバイクワールド・イメージ

静かなヘルメットを選ぶには、広告上の「静音」という表現だけでなく、どの部分で風切り音を抑えているのか確認する必要があります。

空力性能、シールドの密閉性、首周りのフィット感を中心に、安全規格や補修部品の入手性まで比較しましょう。

空力性能が検証されているモデルを選ぶ

静かなヘルメットは、内部へ入った音を遮るだけでなく、風切り音そのものを発生させにくい形状になっています。

候補を比較するときは、次のような説明があるか確認しましょう。

  • 風洞設備による検証
  • シールド周辺の乱流を抑える設計
  • 後頭部のスポイラーやスタビライザー
  • 高速域での揚力や空気抵抗の低減
  • 従来モデルとの静音性能比較

SHOEIは、静粛性を高めるにはヘルメット周辺の気流を制御してノイズの発生を抑えることと、内装などで不快な音の侵入を減らすことの両方が重要と説明しています。SHOEI「静粛性の追求」

シールドと窓ゴムの密閉性を確認する

シールドを閉じたときに窓ゴムへ均等に密着するモデルは、隙間から風が入りにくくなります。

試着時には、シールドの左右で閉まり方に違いがないか、全閉時に大きな隙間がないか確認しましょう。センターロック式やスプリング機構など、シールドを窓ゴムへ密着させる構造も注目したいポイントです。

シールドの密閉性は、静音性だけでなく雨水の侵入防止にも関係します。交換用シールドや窓ゴムを長期間購入できるモデルなら、劣化後も性能を維持しやすくなります。

チンカーテンが装備されているか確認する

チンカーテンは、あご下から入り込む走行風を抑える部品です。フルフェイスやシステムヘルメットの静音性を高めるうえで重要な装備になります。

標準装備されているか、別売りで装着できるか確認しましょう。

ただし、チンカーテンを付けると内部の空気が抜けにくくなり、季節によっては暑さやシールドの曇りを感じることがあります。ベンチレーションや防曇シートと組み合わせて使用するのがおすすめです。

首周りまでフィットする内装を選ぶ

首周りに大きな隙間があると、あご下から入った走行風が耳元へ届きやすくなります。

試着時は頭頂部や額だけでなく、頬パッドとネックパッドの密着状態も確認してください。頬が適度に押され、頭を左右へ振ってもヘルメットだけが遅れて動かない状態が目安です。

頬パッドの厚さを交換できるモデルなら、購入後にフィット感を調整できます。ただし、静かにするために必要以上に厚い内装を使用すると、痛みや圧迫感につながるため注意が必要です。

イヤーパッドやイヤースペースの構造を確認する

耳周りにイヤーパッドを備えたモデルは、外気や音の侵入を抑えやすくなります。

一方、インカムスピーカー用の空間が大きすぎると、内部で音が反響することがあります。イヤーパッドを外してスピーカーを取り付けるモデルでは、装着前後で静かさが変わる可能性もあります。

静音性とインカムの聞き取りやすさを両立したい場合は、スピーカーを耳の中心へ正確に合わせられるモデルを選びましょう。

ベンチレーションを閉じたときの密閉性を確認する

ベンチレーション性能が高くても、閉じたときに空気が入り続ける構造では、冬季や高速道路で音が気になる場合があります。

購入前には、吸気口と排気口の数だけでなく、開閉操作のしやすさや全閉時の構造を確認しましょう。

グローブを着けたまま操作できれば、走行環境に応じて風量を調整しやすくなります。静音性を優先するときは閉じ、暑さや曇りが気になるときは開くなど、状況に合わせて使い分けられます。

頭囲だけでなく頭の形に合うサイズを選ぶ

同じ頭囲でも、頭の前後幅や横幅は人によって異なります。サイズ表だけを見て購入すると、一部だけが強く当たったり、反対に隙間ができたりすることがあります。

サイズ選びでは、次の部分を確認してください。

確認部分適切な状態合っていない状態
頭頂部全体が均等に接している浮いている・一点だけ痛い
額・こめかみ強い痛みがない数分で痛くなる
適度に押されている大きな隙間がある
首周り内装が沿っている風が入りそうな隙間がある
帽体の動き頭と一緒に動くヘルメットだけが動く

可能であればメーカーのフィッティングサービスを利用し、頭の形に合わせて内装を調整してもらいましょう。

高速道路を走るなら直進時の空力性能も重視する

高速道路では風切り音だけでなく、帽体が浮き上がる力や後方へ押される力も疲労につながります。

ツーリングが中心なら、レーシング姿勢だけでなく、上半身を起こした姿勢でも安定しやすいモデルを選びましょう。ネイキッド、ツアラー、スーパースポーツではヘルメットへ当たる風の角度が異なります。

静かでも頭が振られやすいモデルは長時間走行で疲れる可能性があります。静音性と直進安定性をセットで比較することが大切です。

インカムを使うならスピーカーホールを確認する

インカムを装着する場合は、専用のスピーカーホールや配線スペースがあるモデルを選ぶと、内装のフィット感を崩しにくくなります。

スピーカーホールがないヘルメットへ無理に装着すると、スピーカーが耳を圧迫したり、内装に隙間ができたりすることがあります。

また、インカム本体が大きく外側へ張り出すと、走行風を受けて風切り音が増える可能性があります。ヘルメットと一体化しやすい専用設計のインカムや薄型モデルも比較しましょう。

PSC・SGなど国内で必要な安全基準を確認する

静かさや価格だけでなく、乗車用ヘルメットとしての安全性を必ず確認してください。

PSCマークは、国が定めた技術基準への適合を示す表示です。乗車用ヘルメットは消費生活用製品安全法上の特定製品であり、日本国内ではPSCマークのない製品を乗車用ヘルメットとして販売できません。

SGマークは製品安全協会による任意の認証制度です。乗車用ヘルメットの基準では、耐衝撃性、耐貫通性、脱げにくさ、あごひもの強度、視野などが規定されています。経済産業省「PSCマーク制度」製品安全協会「乗車用ヘルメット」

表示・規格主な位置付け購入時の確認点
PSC日本の法律に基づく表示国内向け乗車用ヘルメットとして表示されているか
SG製品安全協会による任意認証排気量区分や対象用途を確認
JIS日本産業規格対応する区分を確認
SNELL民間団体による安全規格国内基準への適合とは別に確認
ECE欧州を中心とした規則ECE表示だけで国内販売条件を満たすとは限らない
DOT米国の安全基準DOT表示だけで国内向けとは判断しない

なお、道路交通法施行規則では、乗車用ヘルメットについて「著しく聴力を損ねない構造」であることも求めています。周囲の車両音や警告音が聞こえなくなるほどの過度な遮音は避けましょう。JAF「バイクのヘルメットはどんな点に気を付けて選べばいいですか?」

海外ブランドは国内正規流通品を選ぶ

海外ブランドの同一モデルでも、日本国内向けと海外向けで規格、帽体、内装、付属品などが異なる場合があります。

通販で購入するときは、海外仕様にECEやDOTなどの表示があるだけで判断せず、日本国内向けのPSC表示が確認できる正規流通品を選びましょう。

国内正規品なら、サイズ交換、内装調整、保証、補修部品の購入なども受けやすくなります。極端に安い並行輸入品や出品者が不明な商品は、次の項目を確認してください。

  • PSCマークの有無
  • 国内正規代理店の表示
  • 販売元と発送元
  • 保証を受けられる条件
  • 交換用シールドや内装の入手方法
  • 日本国内向けのサイズ設定
  • 製造年月日と保管状態

静かなヘルメットを選ぶチェックリスト

チェック項目確認
風洞実験や空力性能に関する説明がある
シールドが窓ゴムへ均等に密着する
チンカーテンを装着できる
頬と首周りに大きな隙間がない
イヤーパッドまたは耳周りの静音対策がある
ベンチレーションを確実に開閉できる
頭囲と頭の形の両方に合っている
普段のバイクと乗車姿勢に適している
インカム用スピーカーホールがある
PSC・SGなどの表示を確認できる
国内正規品で保証と補修部品が用意されている

静かなヘルメットを選ぶうえで最も重要なのは、空力性能と密閉性に加えて、自分の頭へ正しくフィットしていることです。可能であれば実店舗で試着し、頬、耳、首周りの状態まで確認してから購入しましょう。

目的別におすすめの静かなヘルメットを比較

プレミアバイクワールド・イメージ

静かなヘルメットは、使用するバイク、走行速度、乗車姿勢によって適したモデルが変わります。

長距離ツーリングでは密閉性と快適装備、街乗りでは軽さと扱いやすさ、スポーツ走行では高速域の空力安定性が重要です。価格だけで決めず、自分の使用目的に合ったモデルを選びましょう。

総合的な静かさで選ぶならSHOEI GT-Air 3

静音設計、快適装備、ツーリング性能を総合的に重視するなら、SHOEI GT-Air 3が有力候補です。

シールドと窓ゴムを密着させるエアタイトシーリング、耳元への音の侵入を抑えるイヤーパッド、走行風を考慮したエアロフォルムを採用しています。

インナーサンバイザーも備えているため、日差しの強い時間帯から夜間まで走るロングツーリングにも便利です。静音性だけでなく、視界、換気、インカム対応まで重視する人に向いています。

GT-Air 3が向いている人注意点
高速道路を頻繁に利用する軽量モデルより重量がある
長距離ツーリングが中心購入価格は比較的高い
インナーサンバイザーが必要サイズが合わないと首元から風が入る
インカムをスマートに装着したい購入前の試着が推奨される

SHOEI GT-Air 3公式製品情報

軽さと静音性で選ぶならSHOEI Z-9

軽量性と静音設計の両方を求めるならSHOEI Z-9がおすすめです。

耳に近いシールド横には、空気の乱れを抑えるボーテックスジェネレーターを採用。耳元のイヤーパッドや、首周りへ密着しやすいチークパッドも備えています。

メーカーの風洞設備による参考比較では、Z-9は従来モデルのZ-8より特に低い音域の騒音が抑えられています。コンパクトで扱いやすいため、街乗り、ワインディング、ツーリングまで幅広く使用できます。

ただし、インナーサンバイザーは搭載されていません。日差し対策が必要な場合は、調光シールドやサングラスなどを検討しましょう。

SHOEI Z-9公式製品情報

システムタイプならSHOEI NEOTEC 3

フロント部分を開閉できる利便性と静音設計を両立したいなら、SHOEI NEOTEC 3が候補になります。

休憩中の会話、メガネの着脱、飲み物を飲むときなどにフロント部分を開けられるため、観光を含む長距離ツーリングに便利です。

シールド周辺の密閉性や耳元のイヤーパッド、走行風を考慮した帽体形状など、システムヘルメットで気になりやすい風切り音への対策も施されています。

一般的なフルフェイスより構成部品が多いため、重量や帽体の大きさを確認して選びましょう。

SHOEI NEOTEC 3公式製品情報

高速ツーリングならArai ASTRO-GX

高速道路を使ったツーリングでは、風切り音だけでなく、走行風による頭の振られにくさも重要です。

Arai ASTRO-GXは、滑らかで丸みのある帽体形状と後頭部のGTスポイラーを採用したツーリング向けモデルです。上半身を起こした姿勢でも使いやすく、高速走行時の安定性を重視したい人に適しています。

インナーサンバイザーは搭載していませんが、視界、安全性、長時間のかぶり心地を含めて選びたい人に向いています。

コスパを重視するならAEROBLADE-6

購入価格、軽量性、空力性能のバランスを重視するなら、OGK KABUTO AEROBLADE-6が選びやすいモデルです。

軽量かつコンパクトな帽体に加え、シールドの動作音軽減と密閉性向上を目的とした二軸ラチェットシステムを採用しています。高価格帯モデルより購入しやすく、通勤から休日のツーリングまで幅広く使えます。

静かさだけを最優先したプレミアムツーリングモデルではありませんが、軽くて疲れにくいフルフェイスを予算内で選びたい人に適しています。

OGK KABUTO AEROBLADE-6公式製品情報

スポーツ走行ならHJC RPHA 12

スーパースポーツや前傾姿勢での走行が多い人には、HJC RPHA 12が候補になります。

高速走行時の空気抵抗や揚力を考慮したスポーティーなシェル形状が特徴です。頭周辺の空気が安定すると、風による振動や乱流から発生する不快な音も抑えやすくなります。

インナーサンバイザーなどのツーリング装備より、軽さや高速域での空力性能を重視する人に向いています。

なお、ツアラーとスーパースポーツではヘルメットへ当たる風の角度が異なるため、普段の乗車姿勢との相性も確認してください。

街乗りや通勤ならOGK KABUTO RYUKI

通勤や街乗りでの使いやすさを優先するなら、OGK KABUTO RYUKIが選択肢になります。

フロント部分を開閉できるため、停車中の会話やメガネの着脱が簡単です。チンカバーを閉じれば、顔の下側が開いているジェットタイプより走行風の侵入を抑えやすくなります。

プレミアムモデルほど静音性を重視した製品ではありませんが、価格、開閉機能、インナーサンバイザー、街中での扱いやすさを総合すると、コストを抑えたい人に適しています。

メガネをかける人は内装との相性も確認する

メガネを使用する人は、テンプルを通す部分の形状と頬パッドの圧迫状態を確認しましょう。

内装がきつすぎるとメガネが耳やこめかみに当たり、長時間走行で痛みが出ることがあります。反対に、メガネを入れるために大きすぎるサイズを選ぶと、首元や頬に隙間ができて風切り音が増える可能性があります。

確認項目適切な状態
テンプルの挿入無理な力をかけずに差し込める
こめかみ長時間でも強く圧迫されない
メガネの位置走行中に上下へ動きにくい
頬パッドメガネをかけても大きな隙間ができない
フロント開閉メガネを外さず着脱できるか確認する

メガネスリットを備えた内装や、頬パッドの厚さを交換できるモデルなら調整しやすくなります。可能であれば、普段使用しているメガネを持参して試着しましょう。

インカムを使う人はスピーカー装着後の静音性を確認する

インカムスピーカーを装着すると、イヤーパッドを取り外したり、耳周りの内装状態が変わったりするため、装着前より音が入りやすくなる場合があります。

スピーカーが耳の中心からずれていると音量を上げる必要があり、風切り音も気になりやすくなります。専用のスピーカーホールがあり、位置や深さを調整できるモデルがおすすめです。

インカム本体についても、帽体から大きく張り出さない薄型形状のほうが走行風の影響を受けにくくなります。

目的別おすすめモデル早見表

使用目的おすすめモデル重視したいポイント
総合的な静かさSHOEI GT-Air 3密閉性・空力・快適装備
軽さと静音性SHOEI Z-9軽量性・イヤーパッド
システムタイプSHOEI NEOTEC 3開閉機能・首元の密閉性
高速ツーリングArai ASTRO-GX空力安定性・かぶり心地
コストとのバランスAEROBLADE-6軽さ・価格・密閉性
スポーツ走行HJC RPHA 12前傾姿勢での空力性能
通勤・街乗りOGK KABUTO RYUKI開閉機能・使いやすさ
メガネ使用システムタイプなどメガネスリット・内装調整
インカム使用専用装着機構のあるモデルスピーカー位置・本体形状

※異なるメーカー間で共通条件の騒音測定が公表されているわけではないため、順位や用途は静音設計、装備、空力性能をもとにした選定です

ヘルメットの風切り音を静かにする対策

プレミアバイクワールド・イメージ

現在使用しているヘルメットの風切り音が気になる場合は、すぐに買い替える前にシールド、首元、内装、インカムなどの状態を確認しましょう。

ただし、走行中の調整は危険です。確認や部品の操作は必ず安全な場所へ停車してから行ってください。

チンカーテンを正しく取り付ける

チンカーテンは、あご下から巻き込む走行風を抑えるための部品です。特にネイキッドバイクや高速道路では、装着によって首元から入る風と音を軽減できる場合があります。

取り付けが不完全だと走行中に外れたり、内装やあごひもへ干渉したりする可能性があります。メーカーの取扱説明書に従い、専用品を正しく装着してください。

チンカーテンを付けると内部の空気が抜けにくくなるため、夏場の暑さやシールドの曇りにも注意しましょう。

シールドホルダーを調整して隙間をなくす

シールドと窓ゴムの間に隙間があると、耳元で「ヒュー」という高い風切り音が発生することがあります。

シールドを閉じ、窓ゴムへ左右均等に密着しているか確認してください。一部のモデルでは、シールドベースや調整レバーによって密着状態を微調整できます。

調整方法はモデルによって異なります。ネジを無理に締めたり、対応していない部分を動かしたりせず、不明な場合は正規販売店へ依頼しましょう。

劣化した窓ゴムやシールドを交換する

窓ゴムが硬化、変形、摩耗すると、シールドとの間に隙間ができやすくなります。シールド自体が傷ついたり変形したりしている場合も、密閉性が低下します。

次の症状がある場合は交換を検討しましょう。

  • シールドを閉めても左右に隙間がある
  • 雨水や冷気が入り込む
  • シールドの開閉が以前より緩い
  • 窓ゴムが硬い、切れている、浮いている
  • シールド表面に深い傷や変形がある

交換にはメーカー指定の純正部品を使用し、装着後は開閉動作とロック状態を確認してください。

頬パッドの厚さを調整して密着性を高める

頬パッドが薄すぎると顔との間に隙間ができ、首元から入った風が耳へ届きやすくなります。

交換用の厚さ違いパッドが用意されているモデルなら、顔の形に合わせて調整できます。頭を左右へ振ったとき、ヘルメットが頭と一緒に動く程度のフィット感が目安です。

ただし、静音性を高める目的で必要以上に厚くすると、頬、耳、あごに痛みが出る可能性があります。内装調整は専門知識のある販売店へ相談すると安心です。

ネックウォーマーで首元からの風を抑える

ネックウォーマーは、首元からヘルメット内へ吹き上がる風を抑えるのに役立ちます。冬場は防寒と風切り音対策を同時に行えます。

厚すぎる製品は首の動きを妨げたり、あごひもの装着状態に影響したりする可能性があります。ヘルメットの内側へ無理に詰め込まず、首の外側を自然に覆えるものを選びましょう。

また、顔全体を密閉するとシールドが曇りやすくなるため、ベンチレーションや防曇シートを併用してください。

インカム本体と配線の取り付け位置を見直す

ヘルメット側面から大きく張り出したインカムは走行風を受け、耳の近くで風切り音を発生させることがあります。

取り付け位置を選べる場合は、メーカーが推奨する位置を基本として、帽体に沿わせて装着しましょう。配線が窓ゴム、頬パッド、ネックパッドを押し上げていないかも確認してください。

確認する部分改善方法
インカム本体帽体に沿う位置へ取り付ける
外付けアンテナ確実に収納・固定する
マイク配線内装の密着を妨げないように通す
スピーカー耳の中心へ合わせる
取り付け金具シールドやあごひもへ干渉させない

アクションカメラを風が当たりにくい場所へ移す

アクションカメラとマウントは大きな突起になるため、装着位置によっては風切り音や空気抵抗が増えます。

ヘルメット側面へ装着すると左右の空力バランスが変わることもあります。長いアームや複数の接続部品は避け、できるだけ帽体に近い位置へ固定しましょう。

ただし、ヘルメットへの穴開けや削る加工は安全性能を損なう可能性があります。メーカーが禁止している取り付け方法は使用しないでください。

バイクのスクリーン角度や高さを調整する

スクリーン上端を越えた風がヘルメットへ直接当たると、低い風切り音や振動が発生します。

調整機構がある場合は、角度や高さを変更して風が当たる位置を確認しましょう。必ずしも高いスクリーンほど静かになるわけではなく、ライダーの身長や姿勢に合う高さが重要です。

スクリーン上端へ追加するスポイラーも選択肢ですが、視界を妨げない位置に取り付け、固定状態を定期的に確認してください。

正しいライディング姿勢で走行する

ヘルメットは想定された走行姿勢で正面から風を受けたとき、空力性能を発揮しやすくなります。

必要以上にあごを上げたり、背中を丸めたりすると、シールド下側や首元へ風が入りやすくなります。肩の力を抜き、視線を前方へ向け、ヘルメットが自然に正面を向く姿勢を意識しましょう。

ツーリングモデルとレーシングモデルでは想定姿勢が異なります。普段乗っているバイクに合ったヘルメットを選ぶことも重要です。

バイク用耳栓を正しく使用する

バイク用耳栓は、走行風による連続的な騒音を抑えながら、会話や警告音などを一定程度聞き取りやすく設計された製品があります。

長時間の高速走行で風切り音が気になる場合に役立ちますが、耳へ深く入れすぎたり、遮音性だけで製品を選んだりするのは避けましょう。

使用前に次の点を確認してください。

  • バイク走行向けとして設計されている
  • 自分の耳に合うサイズである
  • 痛みや強い圧迫感がない
  • サイレンやクラクションを認識できる
  • インカム音量を必要以上に上げなくて済む
  • 汚れた耳栓を繰り返し使用しない

耳に痛みや違和感がある場合は使用を中止してください。

周囲の音が聞こえなくなる過度な遮音は避ける

静かな走行環境は疲労軽減に役立ちますが、外部の音を完全に遮断することが目的ではありません。

救急車のサイレン、ほかの車両の接近音、クラクション、踏切の警報音などは、安全運転に必要な情報です。道路交通法施行規則でも、乗車用ヘルメットには著しく聴力を損ねない構造が求められています。JAFのヘルメット安全規格解説

耳栓とインカムを併用する場合も、音楽や通話の音量を上げすぎず、周囲の状況を把握できる状態にしてください。

風切り音対策の優先順位

優先順位対策費用の目安確認ポイント
1シールドを確実に閉めるなしロックと左右の密着
2チンカーテンを装着する低い専用品を正しく取り付ける
3インカムや配線を見直すなし~低い内装へ隙間を作っていないか
4シールド位置を調整するなし~低い説明書どおりに行う
5頬パッドを調整する中程度圧迫しすぎない厚さを選ぶ
6窓ゴムやシールドを交換する中程度純正部品を使用する
7スクリーンを調整するなし~高い視界と固定状態を確認する
8バイク用耳栓を使用する低い必要な周囲音を遮断しすぎない
9ヘルメットを買い替える高い空力・密閉性・サイズを比較する

まずはシールド、チンカーテン、インカムなど、費用をかけずに確認できる部分から対策します。それでも改善しない場合は、内装や窓ゴムの交換、スクリーン調整、ヘルメットの買い替えを検討しましょう。

静かなヘルメットを試着・購入するときの注意点

プレミアバイクワールド・イメージ

静かなヘルメットを選んでも、サイズや頭の形が合っていなければ、首元や頬の隙間から走行風が入り込みます。

実店舗でフィット感を確認したうえで、楽天市場、Amazon、Yahoo!ショッピングの価格やポイント還元を比較する方法が効果的です。ただし、通販を利用するときは国内正規品、販売元、サイズ交換条件まで必ず確認しましょう。

実店舗では首を振ってフィット感を確認する

ヘルメットを試着したら、正面を向いたまま終わらせず、上下左右へゆっくり首を動かしてください。

適切なサイズなら、頭とヘルメットがほぼ一体になって動きます。頭を振ったときに帽体だけが遅れて動く場合は、サイズが大きい可能性があります。

次の状態を確認しましょう。

  • 頭を振ってもヘルメットだけが大きく動かない
  • 頭頂部や額の一部分だけが強く痛まない
  • 頬が適度に押されている
  • 後頭部や首周りに大きな隙間がない
  • あごひもを締めた状態で簡単に脱げない
  • 10~15分程度かぶっても強い痛みが出ない

サイズ表は候補を絞るための目安です。最終的には試着して頭の形との相性を確認してください。

頬や首周りに大きな隙間がないか確認する

頬や首周りの隙間は、走行風がヘルメット内部へ入り込む経路になります。

新品の頬パッドは、頬が少し持ち上がる程度の密着感が目安です。口を動かしたときに頬の内側を軽くかむ程度なら、使用とともになじむ可能性があります。

ただし、耳やあごに強い痛みがある場合は、単純に小さいサイズへ我慢して合わせるべきではありません。厚さ違いの頬パッドを利用できるモデルなら、頭部のサイズを維持しながら頬周りを調整できます。

頬・首周りの状態判断の目安
頬が適度に押されるフィットしている可能性が高い
指が簡単に何本も入るサイズが大きい可能性がある
頬パッドが耳へ強く当たる内装調整が必要
首元に大きな隙間がある風や音が入りやすい
頭を振ると帽体がずれるサイズや頭の形が合っていない

シールドを閉めたときの密着状態を見る

シールドを全閉にして、窓ゴムへ左右均等に密着しているか確認しましょう。

シールドの一部が浮いていると、隙間へ走行風が集中して高い風切り音が発生することがあります。シールドロックが確実にかかるか、開閉時に引っかかりがないかも重要です。

展示品は多くの人が開閉しているため、実際に購入する個体でも納品時に状態を確認してください。調整機構があるモデルでも、誤った調整は雨水の侵入や開閉不良につながるため、販売店へ依頼すると安心です。

インカムを装着した状態も確認する

インカムを使用する場合は、可能であればスピーカーやマイクを装着した状態でフィット感を確認しましょう。

スピーカーが耳へ強く当たると、痛みだけでなく内装の浮きや隙間につながります。反対に、耳との距離が離れすぎると音声を聞き取るために音量を上げる必要があります。

確認したいポイントは次のとおりです。

確認部分チェック内容
スピーカー耳の中心へ合わせられるか
スピーカーホール十分な深さがあるか
マイク口元へ無理なく設置できるか
配線頬パッドやネックパッドを浮かせていないか
インカム本体帽体から大きく張り出さないか
専用機構対応インカムを一体的に装着できるか

静音性はバイクや走行姿勢でも変わると理解する

同じヘルメットでも、ネイキッド、ツアラー、スーパースポーツでは静かさが変わります。

ネイキッドは走行風が身体とヘルメットへ直接当たりやすく、ツアラーはスクリーン上端で発生した乱気流がヘルメットへ当たることがあります。スーパースポーツでは、前傾姿勢を取ったときに空力性能を発揮しやすいモデルがあります。

レビューを参考にするときは、次の条件まで確認しましょう。

  • 使用したバイクのタイプ
  • スクリーンの有無と高さ
  • ライダーの身長
  • 主な走行速度
  • 上半身の姿勢
  • インカムやカメラの装着状況
  • ヘルメットのサイズ

利用条件が異なる人の感想だけで、静音性を判断しないことが大切です。

メーカー間の数値を単純比較しない

メーカーが公開している風切り音の測定値は、測定設備、速度、風向き、マイクの位置、使用サイズなどの条件が異なる場合があります。

同じメーカーが同条件で新旧モデルを比較した結果は参考になりますが、異なるメーカーの数値を並べて「数値が低いほうが必ず静か」と判断するのは適切ではありません。

音量を表すdBだけでなく、低音か高音かという周波数の違いによっても不快感は変わります。数値は空力設計、密閉性、フィット感などと合わせて判断しましょう。

楽天市場で価格とポイント還元を比較する

楽天市場は、ショップごとの販売価格とポイント還元率を比較しやすいのが特徴です。

同じモデルでも単色とグラフィックでは価格が異なります。表示価格だけでなく、送料や獲得予定ポイントを含めた実質価格を確認しましょう。

購入前には、次の情報を確認してください。

  • 国内正規品であるか
  • 販売店が正規取扱店か
  • サイズ交換が可能か
  • 送料や返品送料はいくらか
  • 製造年月日が古すぎないか
  • 未使用の新品であるか
  • ポイント付与条件を満たしているか


楽天市場で価格とポイントを確認する

Amazonで在庫・納期・販売元を確認する

Amazonでは、希望するサイズやカラーの在庫、配送予定日を確認しやすいメリットがあります。

一方、商品ページ内で複数の販売業者が出品していることもあります。「Amazonで販売されている」という理由だけで正規品とは判断せず、販売元と発送元を個別に確認してください。

極端に安い商品、説明が不十分な商品、国内保証の有無が分からない商品は避けるのが無難です。


Amazonで在庫と販売元を確認する

Yahoo!ショッピングで実質価格を比較する

Yahoo!ショッピングでは、販売価格に加えてキャンペーンやポイント還元を比較できます。

還元率は利用条件や支払い方法によって変わるため、商品ページに表示される最大還元率だけでなく、自分に適用される獲得予定ポイントを確認しましょう。

ヘルメット本体だけでなく、交換用シールド、チンカーテン、頬パッドなどを同じ店舗で購入できるか確認しておくと便利です。


Yahoo!ショッピングで実質価格を確認する

通販では返品・サイズ交換条件を確認する

通販で最も注意したいのがサイズ交換条件です。

ヘルメットは一度でも屋外で使用すると、返品や交換ができない場合があります。シールドの保護フィルムを剥がした商品、内装を調整した商品、インカムを取り付けた商品も返品対象外になりやすいため注意してください。

購入前の確認項目確認内容
試着の可否室内試着後も交換できるか
交換期限商品到着後何日以内か
返送料購入者と店舗のどちらが負担するか
付属品袋・箱・説明書を含めて返送する必要があるか
保護フィルム剥がすと返品不可になるか
内装調整調整後も交換できるか
セール商品返品・交換対象外ではないか

自分の頭囲を測っただけでサイズを決めず、可能であれば同じモデルを実店舗で試着してから注文しましょう。

並行輸入品ではなく国内正規品を選ぶ

海外ブランドのヘルメットは、モデル名や外観が同じでも、国内仕様と海外仕様で内装、規格、保証などが異なる場合があります。

日本で使用するなら、PSCマークを確認できる国内正規流通品を選びましょう。乗車用ヘルメットは日本の消費生活用製品安全法における特定製品であり、PSCマークのない製品を国内で乗車用として販売することは禁止されています。経済産業省「PSCマーク制度」

国内正規品には、次のメリットがあります。

  • 日本人の頭部形状を考慮した内装を選びやすい
  • メーカー保証を受けやすい
  • サイズ調整を相談しやすい
  • シールドや内装などの補修部品を入手しやすい
  • 修理や点検を依頼しやすい
  • 国内の安全基準への適合を確認しやすい

購入先別の比較表

購入方法メリット注意点
実店舗試着や内装調整ができる通販より価格が高い場合がある
楽天市場店舗とポイントを比較しやすい還元条件が複雑な場合がある
Amazon在庫と配送日を確認しやすい販売元が複数存在する
Yahoo!ショッピングキャンペーンを利用しやすい適用される還元率の確認が必要
並行輸入安く購入できる場合がある国内規格・保証・内装仕様に注意
中古品購入価格を抑えられる衝撃歴や保管状態を判断しにくい

静かなヘルメットを失敗せずに購入するなら、実店舗で試着して適切なサイズを確認し、その後に各通販サイトの価格とポイントを比較する流れがおすすめです。

静かなヘルメットに関するよくある質問

プレミアバイクワールド・イメージ

バイク用ヘルメットで一番静かなタイプは?

一般的には、顔からあごまで一体の帽体で覆うフルフェイスが最も静かになりやすいタイプです。

風の侵入口が少なく、シールド、チンカーテン、イヤーパッド、首周りの内装によって走行風を抑えやすいためです。

ただし、サイズが合っていないフルフェイスより、適切にフィットしたシステムヘルメットのほうが静かに感じられる場合もあります。

SHOEIで静かなヘルメットはどれ?

長距離ツーリングでの静かさを重視するならGT-Air 3、軽さも求めるならZ-9、フロント開閉機能が必要ならNEOTEC 3が候補です。

Z-9については、SHOEIが大型風洞設備によるZ-8との参考比較を公開しており、特に低い音域の騒音が小さくなったと説明しています。SHOEI Z-9公式製品情報

使用目的SHOEIの候補
長距離ツーリングGT-Air 3
軽さと静音性Z-9
システムタイプNEOTEC 3
スポーツ走行X-Fifteen
型落ち価格も重視Z-8

Araiで静かなヘルメットはどれ?

ツーリング用途ではASTRO-GX、高速域でのスポーツ性能を求めるならRX-7Xが候補です。

アライは滑らかで丸みのある帽体を重視しており、走行風を受け流しやすい形状が特徴です。ただし、メーカー横断の同条件による騒音比較は公表されていないため、SHOEIやOGK KABUTOとの静音性を数値だけで比較することはできません。

頭の形や頬パッドとの相性も含めて試着しましょう。

OGK KABUTOで静かなヘルメットはどれ?

軽さ、価格、静音性のバランスを重視するならAEROBLADE-6が選びやすいモデルです。

シールドの動作音軽減と密閉性向上を目的とした二軸ラチェットシステムを採用しています。高速走行やスポーツ性能を重視するならF-17、街乗りでシステムタイプが必要ならRYUKIも候補です。

OGK KABUTO AEROBLADE-6公式製品情報

フルフェイスなら風切り音はなくなる?

フルフェイスでも風切り音を完全になくすことはできません。

シールド、ベンチレーション、首元などに走行風が当たるため、ある程度の音は発生します。特に高速道路、横風、スクリーンからの乱気流がある状況では音が大きくなります。

正しいサイズ、シールドの密閉性、チンカーテンの使用によって軽減することは可能です。

システムヘルメットはフルフェイスよりうるさい?

一般的には、一体構造のフルフェイスのほうが静かになりやすい傾向があります。

システムヘルメットにはチンカバーの接合部や開閉機構があるため、構造上の隙間や段差が増えるからです。ただし、首元の密閉構造や空力性能を追求した上位モデルなら、静かに走りやすい製品もあります。

利便性、重量、静音性を総合的に比較しましょう。

ジェットヘルメットを静かにする方法はある?

ロングシールドの使用、シールド位置の調整、スクリーンの見直しなどで風切り音を軽減できる場合があります。

ただし、ジェットヘルメットはあご下が開いているため、フルフェイスと同じ密閉性を得ることは困難です。高速道路を頻繁に走る場合は、フルフェイスやシステムヘルメットへの変更も検討しましょう。

チンカーテンを付けると風切り音は減る?

チンカーテンを装着すると、あご下から巻き込む走行風と風切り音を軽減できる可能性があります。

特にネイキッドバイクや寒い季節では効果を感じやすい装備です。ただし、内部の空気が抜けにくくなり、暑さやシールドの曇りが増える場合があります。

メーカー指定の専用品を正しく取り付けてください。

インカムを付けると風切り音が増える?

インカム本体が走行風を受けるため、装着位置や形状によっては風切り音が増えることがあります。

また、スピーカー装着のためにイヤーパッドを外したり、配線でネックパッドが浮いたりすると、音が入りやすくなります。

薄型のインカムを帽体に沿わせ、スピーカーと配線を正しい位置へ取り付けましょう。

バイク用耳栓を使っても問題ない?

走行風の連続音を抑える目的で、バイク用として設計された耳栓を使用する方法があります。

ただし、サイレン、クラクション、車両の接近音など、安全運転に必要な音を認識できることが重要です。遮音性だけで選ばず、自分の耳に合った製品を適切に使用してください。

耳に痛みや違和感が出た場合は使用を中止しましょう。

ヘルメットのサイズが大きいとうるさくなる?

大きすぎるヘルメットは、頬や首周りに隙間ができ、風や音が入りやすくなります。

さらに、走行中に帽体が動くことで空気の流れが変化し、風切り音が不安定になることもあります。

頭囲だけで判断せず、頭の形、頬の密着状態、首周りの隙間まで確認してください。

経年劣化で風切り音が大きくなることはある?

頬パッドやネックパッドがつぶれると、顔や首との間に隙間ができて風切り音が増える場合があります。

窓ゴムの硬化、シールドの変形、シールドベースの摩耗も密閉性を低下させる原因です。購入時より音が大きくなった場合は、交換可能な内装とシールド周辺を点検しましょう。

高速道路で急に風切り音が大きくなる原因は?

速度上昇による風圧の増加に加え、バイクのスクリーンやミラーが発生させる乱気流が主な原因です。

一般道では気にならない小さな隙間でも、高速道路では大きな風切り音につながります。インカムやアクションカメラなどの突起物も影響します。

頭の位置を少し変えたときに音が大きく変化する場合は、スクリーンからの気流が関係している可能性があります。

静音性とベンチレーション性能は両立できる?

空気の流れを適切に制御する設計であれば、静音性とベンチレーション性能は両立できます。

重要なのは、単純に吸気口を少なくすることではありません。走行風を効率よく取り込み、ヘルメット内部を通して後方へ排出する設計が求められます。

購入時にはダクトの数だけでなく、風洞検証の有無、開閉操作、全閉時の密閉性を確認しましょう。

ヘルメットの静音性能をdBだけで比較できる?

dBだけでヘルメットの静音性を正確に比較することは困難です。

測定速度、風向き、使用サイズ、マイク位置、バイクの有無など、測定条件が異なれば数値も変わります。また、同じ音量でも高音と低音では不快感が異なります。

メーカーが同じ条件で新旧モデルを比較した数値は参考になりますが、異なるメーカーの数値を単純に順位付けするのは避けましょう。

静音性へ影響する条件主な違い
音量dBで表される音の大きさ
周波数高音・低音による聞こえ方
走行速度速度が上がるほど風圧が増える
風向き正面風と横風で音が変わる
バイクスクリーンやミラーの気流が異なる
乗車姿勢ヘルメットへ当たる風の角度が変わる
フィット感頬や首周りから入る音が変わる

まとめ|静かなヘルメットは空力性能とフィット感で選ぼう

静かなバイクヘルメットを選ぶなら、風洞検証などによる空力性能、シールドの密閉性、チンカーテン、イヤーパッド、首周りの内装を確認しましょう。

総合的な快適性ならSHOEI GT-Air 3、軽さも重視するならSHOEI Z-9、システムタイプならSHOEI NEOTEC 3が有力候補です。コストとのバランスを求めるならOGK KABUTO AEROBLADE-6も選びやすいでしょう。

ただし、静音性はヘルメットだけで決まりません。頭の形、バイクのスクリーン、乗車姿勢、インカムの装着位置でも変化します。

実店舗でサイズとフィット感を確認し、国内正規品であることやサイズ交換条件を確認したうえで、楽天市場AmazonYahoo!ショッピングの実質価格を比較することが大切です。

バイク買取人気ランキング

テレビCMでもお馴染みの「バイク王」累計200万台以上の買取実績を誇り、知識豊富なスタッフが全国どこでも出張費・査定料無料で対応。

申し込みは24時間365日受付しており、たった5問の簡単入力でプロによるサポートが受けれます。

1位:バイク王

買取は国産・輸入車など幅広く、動かない
バイク、事故車、廃車も買取可能です。

査定額に満足いかなかった場合のキャンセル
料も無料。

「対応が早くて助かった」
「丁寧な説明で安心できた」など、利用者の
声も好評。初めての方でも利用しやすい
サービスです。

2位:バイクランド

「バイクランド」は土日祝日はもちろん、夜(常識的な時間)でも自宅まで無料で出張し、査定・買取を行うとても頼りになる業者です。

3位:CTNバイク

「CTNバイク一括査定」は、全国対応と
専門店比較で高額買取を実現するバイク
一括サービス。

最大10社の買取業者から最高額で愛車を
売却可能。オンラインで全てが完結し、
訪問査定も不要です。

バイクランドで買取してもらい、
2年以内に同店でバイクを買う場合、
購入車の排気量に応じて最大2万円も
値引きしてもらえます。

-へルメット, バイク用品