
プレミアバイクワールド・イメージ
1970年代後半のカワサキを代表する名車として知られるZ1000LTDとZ1000MK2。同じZ1000シリーズに属しながら、そのコンセプトやデザイン、乗り味、市場評価には大きな違いがあります。
特に近年は旧車人気の高まりによって両モデルの注目度が上昇しており、「見た目は似ているけれど何が違うのか」「購入するならどちらを選ぶべきなのか」と気になる人も多いのではないでしょうか。
Z1000MK2は角張ったスタイリングが魅力のスポーツモデルとして高い人気を誇り、現在では資産価値の高い旧車として知られています。
一方のZ1000LTDは北米市場向けに開発されたラグジュアリー仕様で、快適性や独自のスタイルに魅力を感じるファンも少なくありません。
この記事では、Z1000LTDとMK2の違いをスペックや見た目、中古価格、資産価値、乗り味などさまざまな角度から徹底比較します。
それぞれの特徴や魅力を詳しく解説するので、購入を検討している人はもちろん、両モデルの違いを知りたい人もぜひ参考にしてください。
この記事のポイント
- Z1000LTDとMK2のスペックや性能の違い
- 見た目や外装デザインの見分け方
- 中古価格や資産価値の違い
- それぞれの乗り味やツーリング性能の特徴
- 自分に合うのはLTDとMK2のどちらか
Z1000LTDとMK2の違いを簡単に解説

プレミアバイクワールド・イメージ
カワサキの空冷4気筒モデルの中でも、「Z1000LTD」と「Z1000MK2」は今なお高い人気を誇る名車です。
しかし、両車は同じZ1000シリーズでありながら、コンセプトやデザイン、現在の市場評価に大きな違いがあります。
「z1000ltd mk2 違い」と検索する人の多くは、「どこが違うのか」「どちらを購入すべきなのか」「なぜMK2だけ高額なのか」が気になっているはずです。
まず結論から言うと、MK2はスポーツモデルとして開発され、LTDは北米市場向けのラグジュアリー仕様として登場しました。
そのため見た目だけでなく、ユーザー層や中古市場での評価にも違いがあります。
Z1000LTDとMK2の最大の違いとは
Z1000LTDとMK2の最大の違いは、単純な外装デザインではなく「開発コンセプト」にあります。
同じZ1000系エンジンを搭載しているため、一見すると似たバイクに見えるかもしれません。
しかし実際には、目指した方向性がまったく異なるため、乗り味や所有満足度にも違いが生まれています。
Z1000MK2は、Z1・Z2の流れを受け継ぐスポーツモデルとして開発されました。
高性能な大型バイクとしての存在感を重視し、シャープなスタイリングやスポーティなライディングポジションが特徴です。
特に角張ったタンクデザインや引き締まったリアビューは、現在でも「角Z」の代表格として高く評価されています。
一方のZ1000LTDは、「Luxury Touring Deluxe(ラグジュアリー・ツーリング・デラックス)」という名前の通り、快適性や高級感を重視したモデルです。
北米市場を意識して開発された背景があり、アップハンドルや段付きシートなど、ゆったりとした乗車姿勢を実現する装備が採用されています。
つまり、MK2は「走りを楽しむスポーツ志向」、LTDは「ゆったり所有感を楽しむラグジュアリー志向」と考えると違いが分かりやすいでしょう。
また、中古市場での評価にも差があります。MK2は希少性と人気の高さから価格が高騰していますが、LTDは比較的手が届きやすく、独特のスタイルを好むライダーから支持されています。
| 項目 | Z1000LTD | Z1000MK2 |
|---|---|---|
| コンセプト | 高級ツーリングモデル | スポーツモデル |
| 主な市場 | 北米向け | 世界市場 |
| ハンドル | アップハンドル | フラット寄り |
| シート | 段付きシート | スポーティなシート |
| 人気傾向 | 渋い旧車好き向け | コレクター人気が高い |
Z1000LTDが誕生した背景
Z1000LTDが誕生した背景には、1970年代後半のアメリカ市場のバイク文化が大きく関係しています。
当時の北米では、スポーツ性能だけを追求するバイクよりも、ゆったりと乗れて高級感のあるクルーザー風スタイルが人気を集めていました。
特にハーレーダビッドソンのようなアメリカンスタイルへの憧れが強く、日本メーカー各社も北米市場向けに独自のラグジュアリーモデルを投入していた時代です。
カワサキもその流れに対応するため、既存のZ1000をベースにしながら、より快適性と高級感を高めたモデルとしてZ1000LTDを開発しました。
特徴的なのは、見た目から受ける印象の違いです。ティアドロップ型タンク、豪華なメッキパーツ、段付きシートなどを採用し、従来のスポーツバイクとは一線を画すデザインに仕上げられています。
アップハンドルによってライディングポジションも自然で、長距離ツーリングでも疲れにくい仕様となっていました。
また、LTDは単なる見た目重視のモデルではありません。空冷4気筒エンジンの力強さはそのままに、街乗りから高速巡航まで快適に楽しめる万能性も魅力でした。
そのため北米では「豪華なツーリングバイク」として人気を獲得し、日本国内でも逆輸入車として一定の支持を集めます。
現在ではMK2ほど派手な人気ではないものの、「人と被らない旧車」「渋いカワサキ車」として再評価されており、コアなファンから高い支持を受けています。
Z1000LTD誕生のポイント
- 北米市場のニーズに対応
- 高級感を重視したデザイン
- ロングツーリング向け設計
- スポーツ性能より快適性を優先
- クルーザー風スタイルを採用
MK2が高い人気を誇る理由
Z1000MK2が現在でも高い人気を維持している理由は、単純に「古いカワサキだから」ではありません。
デザイン性、希少性、ブランド力、資産価値など、複数の要素が重なり合って特別な存在になっています。
まず最大の魅力は、完成度の高いスタイリングです。MK2は通称「角Z」と呼ばれ、角張った燃料タンクやシャープなサイドカバー、スポーティなリアデザインが特徴です。
この無骨で力強いデザインは、現在のバイクにはない独特の存在感を放っています。
さらに、MK2は生産期間が比較的短く、現存台数も少ないため希少価値が非常に高いモデルです。
状態の良い純正車両は年々減少しており、中古市場では数百万円クラスで取引されるケースも珍しくありません。
また、カスタムベースとしても人気があります。火の玉カラー仕様やモリワキ・ヨシムラ風カスタムなど、旧車カスタム文化との相性が良く、自分好みに仕上げられる点も魅力です。
加えて、「Z1系の流れを汲む名車」というブランド力も大きな要因です。旧車ファンの間では「いつかはMK2」と憧れの対象になっており、所有すること自体がステータスと考える人も少なくありません。
MK2が人気の理由
| 人気の理由 | 内容 |
|---|---|
| デザイン性 | 角Zスタイルの代表格 |
| 希少価値 | 現存台数が少ない |
| カスタムベース | 火の玉仕様などが人気 |
| 資産価値 | 年々高騰傾向 |
| ブランド力 | 旧車ファンから絶大な支持 |
現在では「乗るため」だけでなく、「所有するため」「資産として保有するため」にMK2を探す人も増えており、その人気は今後もしばらく続くと考えられています。
まず結論!どちらがおすすめなのか
結論から言うと、Z1000LTDとMK2のどちらがおすすめかは、あなたがバイクに何を求めるかによって変わります。
価格だけで判断すると後悔する可能性があるため、用途や価値観に合わせて選ぶことが重要です。
もし「王道の旧車が欲しい」「資産価値も重視したい」「所有欲を満たしたい」という人なら、間違いなくMK2がおすすめです。
価格は高額ですが、その分リセールバリューも期待でき、旧車界では特別な存在感があります。
一方で、「人と被りたくない」「ゆったり乗りたい」「比較的現実的な価格で空冷カワサキを楽しみたい」という人にはLTDが向いています。
MK2ほど価格が高騰していないため、旧車初心者でも比較的手を出しやすい点が魅力です。
また、LTDは独特のラグジュアリー感があり、街乗りやツーリングでゆったり楽しみたい人には非常に相性が良いモデルです。
逆に、スポーティな見た目や王道カワサキスタイルを求めるならMK2の満足度が高いでしょう。
| おすすめの人 | 車種 |
|---|---|
| 資産価値を重視したい | MK2 |
| 王道の旧車が欲しい | MK2 |
| 人と被りたくない | LTD |
| ゆったり乗りたい | LTD |
| コストを抑えて旧車を楽しみたい | LTD |
| 将来的な売却価格を重視 | MK2 |
簡単にまとめると、「所有欲や資産価値ならMK2」「ツーリングや個性重視ならLTD」という選び方がおすすめです。
現在の中古市場ではMK2の価格上昇が続いていますが、LTDも近年は再評価されつつあります。
そのため、どちらを選んでもカワサキ空冷4気筒ならではの魅力を十分に味わえるでしょう。
Z1000LTDとMK2のスペックの違いを比較

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Z1000LTDとZ1000MK2は、どちらもカワサキを代表する空冷4気筒モデルとして高い人気を誇っています。
ベースとなるエンジンや基本構造は共通していますが、実際に比較するとコンセプトや乗り味、装備面に明確な違いがあります。
一見すると「外装デザインが違うだけ」と思われがちですが、実際にはライディングポジションや足回り、快適性、さらには中古市場での評価まで異なります。
そのため、購入後の満足度を左右する重要なポイントになるでしょう。
ここでは、Z1000LTDとMK2のスペックや特徴を項目ごとに詳しく比較し、それぞれの魅力や違いを分かりやすく解説していきます。
エンジン性能の違い
エンジンの基本設計については、Z1000LTDとZ1000MK2の両車とも空冷4ストロークDOHC4気筒998ccを採用しています。
そのため、最高出力や基本的なパワーフィールに大きな差はなく、どちらもカワサキらしい力強い加速感を味わえるのが魅力です。
ただし、実際に乗り比べるとフィーリングには違いがあります。
Z1000LTDは北米市場向けに開発された背景があり、長距離移動や街乗りで扱いやすいよう、比較的マイルドな特性に仕上げられています。
低回転域でも扱いやすく、ゆったりと流すような乗り方との相性が良いモデルです。
一方のZ1000MK2は、スポーツ性能を意識したセッティングが特徴です。アクセルを開けた際のレスポンスが鋭く、空冷Zらしい迫力ある加速感を楽しめます。
特に中高速域ではMK2らしいスポーティな走りを体感でき、ワインディングや高速道路でその魅力を発揮します。
また、旧車という特性上、現在ではカタログスペック以上に整備状態やエンジンコンディションが重要です。
同じ車種でもキャブレター調整や点火系の状態によって乗り味が大きく変わるため、購入時にはメンテナンス履歴を確認することが欠かせません。
| 項目 | Z1000LTD | Z1000MK2 |
|---|---|---|
| エンジン形式 | 空冷DOHC4気筒 | 空冷DOHC4気筒 |
| 排気量 | 998cc | 998cc |
| 基本性能 | 共通 | 共通 |
| 性格 | 扱いやすさ重視 | スポーティ志向 |
| フィーリング | マイルド | シャープ |
フレームと足回りの違い
フレーム構造については基本的に同系統ですが、乗り味に影響する足回りやポジション設定には違いがあります。
Z1000LTDは「快適に長距離を走ること」を重視して設計されており、アップハンドルや自然なステップ位置によって、無理のないライディング姿勢を実現しています。
背筋を伸ばしたアップライトなポジションになるため、長時間乗っていても疲れにくいのが特徴です。
特にツーリングではその快適性が際立ち、高速道路を一定速度で巡航するようなシーンでは非常にリラックスして走れます。
旧車特有の振動を楽しみながら、景色を眺めてゆったり走りたい人にはLTDの足回りが向いているでしょう。
一方のMK2は、スポーツライディングを意識した設計です。ハンドル位置が低めで前傾姿勢になりやすく、ライダーが積極的に車体を操る感覚があります。
コーナリング時の安定感や高速域での安心感が高く、走りを楽しみたいライダーから支持されています。特にワインディングロードでは、MK2のスポーティなポジションが活きてきます。
ライダーと車体が一体になったような感覚を味わえるため、「走る楽しさ」を求める人には魅力的な選択肢です。
足回りの特徴比較
| 比較項目 | Z1000LTD | Z1000MK2 |
|---|---|---|
| ハンドル位置 | 高め | 低め |
| 乗車姿勢 | アップライト | 前傾気味 |
| ツーリング適性 | 高い | 普通 |
| スポーツ性能 | 普通 | 高い |
| 操作感 | ゆったり | ダイレクト |
外装デザインの違い
Z1000LTDとMK2の違いが最も分かりやすいポイントが外装デザインです。見た目の印象は大きく異なり、購入理由になるほど重要な要素となっています。
MK2は「角Z」と呼ばれる独特のスタイルが特徴で、角張ったタンク形状やシャープなサイドカバーを採用しています。
無骨で迫力のあるデザインは現在でも非常に人気が高く、「これぞカワサキ旧車」と感じるファンも少なくありません。
また、MK2はカスタムベースとしても人気があり、火の玉カラーやモリワキ仕様など、往年のレーサースタイルを再現するオーナーも多く見られます。
そのため中古市場でも価格が高騰しやすく、資産価値の高さにもつながっています。
一方のLTDは、アメリカ市場向けに高級感を重視して開発されたモデルです。ティアドロップ型タンクや段付きシート、メッキパーツを多用したデザインが特徴で、クルーザー的な雰囲気があります。
スポーティさよりもラグジュアリー感を重視しているため、ゆったりと旧車を楽しみたい人や、人と被らないモデルを探している人に人気があります。
| デザイン比較 | Z1000LTD | Z1000MK2 |
|---|---|---|
| タンク形状 | ティアドロップ型 | 角型タンク |
| シート | 段付きシート | フラット系 |
| 雰囲気 | ラグジュアリー | スポーティ |
| 人気層 | 通好み | 王道旧車ファン |
| 希少性 | やや高い | 非常に高い |
メーター・灯火類の違い
メーターや灯火類については基本構成こそ似ていますが、細かな部分を見ると違いがあります。
Z1000LTDは高級感を演出するため、クロームパーツや装飾性の高い部品が採用されているケースがあります。メッキ処理されたパーツが多く、全体的に華やかな印象を受けるでしょう。
また、北米仕様では灯火類の仕様が異なる場合もあり、輸入車ならではの違いを楽しめる点も魅力です。
一方のMK2は、スポーツモデルらしくシンプルで機能性を重視した構成になっています。余計な装飾を省いた無骨なスタイルは、現在でも多くの旧車ファンを惹きつけています。
細かな違いではありますが、所有満足度に関わる部分でもあるため、購入前には実車を見比べるのがおすすめです。
見た目の特徴比較
| 項目 | Z1000LTD | Z1000MK2 |
|---|---|---|
| メーター構成 | 基本共通 | 基本共通 |
| メッキパーツ | 多い | 少なめ |
| 高級感 | 高い | 普通 |
| スポーティ感 | 普通 | 高い |
車両重量と取り回しの違い
カタログスペック上では重量差はそれほど大きくありません。しかし、実際に押し引きしたり低速走行をすると、体感的な違いを感じることがあります。
Z1000LTDはアップハンドルの恩恵によってハンドル操作がしやすく、低速域でも安心感があります。街乗りや駐車場での取り回しでは比較的扱いやすく感じる人が多いでしょう。
また、ゆったりしたポジションのおかげで視界も広く、初心者でも安心して乗りやすい傾向があります。
一方のMK2は、走り出してからの安定感が魅力です。特に高速巡航時の直進安定性は高く、速度域が上がるほど安心感が増します。
ただし、低速ではやや重さを感じることもあり、旧車に慣れていない人には少し扱いづらく感じる場合があります。
体感的な取り回し比較
| 比較項目 | Z1000LTD | Z1000MK2 |
|---|---|---|
| 押し引き | 普通 | 普通 |
| 低速操作 | しやすい | やや重い |
| 街乗り | 得意 | 普通 |
| 高速安定性 | 高い | 非常に高い |
| ワインディング | 普通 | 得意 |
乗り心地やツーリング性能の違い
長距離ツーリングを重視するなら、Z1000LTDの快適性は非常に魅力的です。
アップハンドルと段付きシートの組み合わせによって自然な姿勢を維持しやすく、長時間走行でも肩や腰への負担が少なくなっています。
高速道路を何時間も走るようなツーリングでも疲れにくく、景色を楽しみながらゆったり走るスタイルに向いています。
また、LTDは「旧車を気軽に楽しみたい」という人にもおすすめです。スポーツ性能を追求するよりも、空冷エンジンの鼓動感や独特の雰囲気を味わうことに魅力を感じる人にはぴったりでしょう。
一方のMK2は、スポーツモデルらしいダイレクトな乗り味が特徴です。アクセル操作に対する反応が良く、コーナリング時の安定感も高いため、「走る楽しさ」を求めるライダーに向いています。
特に峠道やワインディングではMK2の魅力が際立ち、ライダー自身が積極的にバイクを操る感覚を楽しめます。所有欲を満たすデザイン性もあり、「憧れの旧車」として選ぶ人も多いモデルです。
乗り味の違い早見表
| 重視するポイント | おすすめ |
|---|---|
| 長距離ツーリング | Z1000LTD |
| 快適性 | Z1000LTD |
| 街乗り | Z1000LTD |
| スポーツ走行 | Z1000MK2 |
| 所有満足度 | Z1000MK2 |
| 資産価値 | Z1000MK2 |
総合的に見ると、Z1000LTDは「快適に楽しむ旧車」、Z1000MK2は「走りと所有欲を満たす旧車」といえます。
どちらも空冷カワサキならではの魅力を味わえる名車ですが、求めるスタイルによって最適な選択肢は変わります。
自分がどんな乗り方をしたいのかを明確にしたうえで選ぶことが、後悔しない購入につながるでしょう。
Z1000LTDとMK2の見た目の違いと見分け方

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Z1000LTDとZ1000MK2は同じZ1000シリーズに属するモデルですが、見た目には大きな違いがあります。
特に旧車に詳しくない人でも判別できるポイントがいくつもあり、並べて比較するとコンセプトの違いがはっきり分かります。
また、中古市場ではMK2仕様へカスタムされたLTDや、LTD風に仕上げられたMK2も存在するため、純正車両を見分ける知識は非常に重要です。
ここでは、外観から見分けるためのポイントを詳しく解説します。
タンクデザインの違い
Z1000LTDとMK2を見分ける際、最も分かりやすいポイントが燃料タンクです。
MK2は「角Z」と呼ばれる由来にもなった角張ったデザインが特徴です。
直線的でエッジの効いたフォルムは、1970年代後半のスポーツバイクらしい迫力を感じさせ、現在でも「カワサキらしいデザイン」として高く評価されています。
特に横から見た際の存在感は圧倒的で、タンクからテールにかけてのラインが非常にシャープです。そのため、旧車ファンの間では「角Zスタイル」として特別な人気を誇っています。
一方のLTDは、北米市場向けモデルらしくティアドロップ型タンクを採用しています。曲線を多用したデザインとなっており、クルーザー的な高級感や優雅さを感じられるのが特徴です。
LTDはスポーティさよりも快適性やラグジュアリー感を重視しているため、タンク形状にもその思想が反映されています。
丸みを帯びたフォルムは落ち着いた印象を与え、ゆったりとしたツーリングスタイルに非常によく似合います。
また、タンク容量やニーグリップ時の感覚にも若干違いがあり、見た目だけでなくライディングフィールにも影響しています。
遠くから見てもタンク形状だけで判別できるほど印象が異なるため、初心者でも比較的簡単に見分けられるポイントといえるでしょう。
タンク形状比較
| 比較項目 | Z1000LTD | Z1000MK2 |
|---|---|---|
| 形状 | ティアドロップ型 | 角型タンク |
| 印象 | 高級感・優雅 | スポーティ・力強い |
| 見分けやすさ | 非常に高い | 非常に高い |
| 人気 | 通好み | 非常に高い |
サイドカバーの違い
サイドカバーも両車を見分ける重要なポイントです。
MK2のサイドカバーは角張ったデザインで、車体全体のシャープなイメージに統一されています。タンク形状との一体感が強く、スポーツモデルらしい引き締まった印象を与えています。
また、サイドカバーのラインが直線的なため、車体全体が低く長く見える効果もあり、迫力あるスタイリングを演出しています。
対してLTDは曲線的なデザインが採用されており、柔らかく落ち着いた印象を与えます。
北米市場向けモデルらしく、豪華さや快適性を感じさせるデザインとなっており、MK2とは明確に方向性が異なります。
さらに、LTDではクロームパーツとの相性も考慮されたデザインとなっているため、全体的に高級感が強調されています。
また、エンブレムやロゴの配置も異なるため、純正状態であれば比較的簡単に判別できます。
ただし、中古市場ではサイドカバー交換済みの車両も多いため、サイドカバーだけで判断するのではなく、タンクやシートなど複数箇所を確認することが重要です。
サイドカバー比較
| 項目 | Z1000LTD | Z1000MK2 |
|---|---|---|
| デザイン | 曲線的 | 角張った形状 |
| 雰囲気 | ラグジュアリー | スポーティ |
| ロゴ配置 | LTD専用 | MK2専用 |
| 判別難易度 | 低い | 低い |
シート形状の違い
シート形状は見た目だけでなく乗り心地にも影響するポイントです。
Z1000LTDは北米市場向けらしく段付きシートを採用しています。ライダーとタンデムシート部分に高低差があり、ゆったりとしたクルーザー風スタイルを演出しています。
この段付きシートは長距離走行時の快適性にも優れており、ライダーの着座位置が安定しやすいというメリットがあります。
特に高速道路やロングツーリングでは疲れにくく、ゆったり景色を楽しみながら走りたい人に向いています。
また、タンデム時にも後席の快適性が高く、パッセンジャーからの評価も比較的高い傾向があります。
一方のMK2は比較的フラットなシート形状を採用しており、スポーティなライディングポジションに適しています。
ライダーが積極的に体重移動しやすく、ワインディングやスポーツ走行との相性が良いのが特徴です。
横から見たときのシルエットでも大きな違いが現れ、LTDはゆったりした印象、MK2は引き締まったスポーツバイクらしい印象を受けます。
中古車を見る際には、シート交換されているケースも多いため、純正形状かどうかも確認しておくと安心です。
シート形状比較
| 項目 | Z1000LTD | Z1000MK2 |
|---|---|---|
| シート形状 | 段付き | フラット系 |
| 快適性 | 高い | 普通 |
| スポーティさ | 普通 | 高い |
| ツーリング適性 | 高い | 普通 |
ホイールデザインの違い
ホイールは年式や仕様によって多少異なりますが、純正状態では細かな違いがあります。
ただし、ホイールはカスタムされやすい部分でもあるため、見た目だけで純正判定するのは難しいポイントです。
特に旧車市場では社外ホイールへ交換されているケースも多く、純正状態を維持している車両は少なくなっています。
純正車両同士を比較すると、MK2はスポーティなイメージに合わせた引き締まった印象があり、車体全体のシャープさを強調しています。
一方のLTDは高級感を意識したデザインとの調和が取れており、全体的に落ち着いた雰囲気を演出しています。
しかし、ホイールだけで車種を判断するのは危険です。中古市場ではMK2仕様へ変更されたLTDも多く存在するため、ホイールよりもタンクやシート、フレーム番号などを優先して確認することが重要になります。
外観チェック時の優先順位
| 確認ポイント | 判別しやすさ |
|---|---|
| タンク | ★★★★★ |
| シート | ★★★★★ |
| サイドカバー | ★★★★☆ |
| ホイール | ★★☆☆☆ |
| マフラー | ★☆☆☆☆ |
ホイールよりもタンクやシート形状を優先して確認するのがおすすめです。
純正カラーラインナップの違い
純正カラーにも違いがあります。
MK2といえば黒×赤の火の玉カラーや黒×金のイメージを持つ人が多く、旧車ファンから非常に人気があります。
特に火の玉カラーはカワサキ旧車の象徴ともいえる存在で、現在でも高額取引される理由のひとつになっています。
また、純正カラーを維持している車両は希少価値が高く、オリジナルペイントの個体はコレクターから高く評価される傾向があります。
一方のLTDは落ち着いた高級感を重視したカラーリングが多く採用されました。
ブラック系やブラウン系など、大人っぽく上品な色使いが特徴で、北米市場向けらしいラグジュアリー感があります。
そのため、同じZ1000でも受ける印象は大きく異なります。MK2が「攻めたスポーツモデル」なら、LTDは「余裕ある大人の旧車」といったイメージです。
カラーイメージ比較
| 項目 | Z1000LTD | Z1000MK2 |
|---|---|---|
| イメージ | 高級感 | スポーツ性 |
| 人気カラー | ブラック系・ブラウン系 | 火の玉・ブラックゴールド |
| 希少性 | 高い | 非常に高い |
| コレクター人気 | 高い | 極めて高い |
カスタム車を見分けるポイント
現在の中古市場では、LTDをMK2仕様へ変更したカスタム車が数多く存在します。
一見するとMK2に見えるものの、車体番号やフレーム番号を確認するとLTDだったというケースも珍しくありません。
特に外装パーツだけを交換した車両は見た目の完成度が高く、初心者では判別が難しい場合があります。
特に高額取引されるMK2では、外装だけMK2仕様に変更された車両も存在するため注意が必要です。価格差が大きいため、悪質な販売例がゼロではありません。
購入を検討する際は見た目だけで判断せず、必ずフレーム番号やエンジン番号、登録情報を確認しましょう。また、販売店に純正状態の履歴やレストア内容を確認することも重要です。
旧車専門店であれば比較的安心ですが、個人売買やオークションでは慎重な確認が必要になります。
純正MK2を見分けるチェックポイント
| チェック項目 | 重要度 |
|---|---|
| フレーム番号 | ★★★★★ |
| 車検証情報 | ★★★★★ |
| エンジン番号 | ★★★★☆ |
| タンク形状 | ★★★★☆ |
| サイドカバー | ★★★☆☆ |
| カラーリング | ★★☆☆☆ |
特に資産価値を重視して購入する場合は、外装よりも車体番号の確認が重要です。
見た目だけで判断すると、本物のMK2だと思って購入した車両が実はLTDベースだったというケースもあるため注意しましょう。
Z1000LTDとMK2の中古価格を比較

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Z1000LTDとZ1000MK2の違いを語るうえで避けて通れないのが中古価格です。
両車は同じZ1000シリーズでありながら、中古市場では大きな価格差があります。
特にMK2は近年の旧車ブームや海外需要の高まりによって価格が急上昇しており、「購入できるうちに買っておくべき旧車」として注目されています。
一方のLTDはMK2ほど高騰していないものの、近年は再評価が進んでおり、以前より相場が上昇傾向にあります。
ここでは現在の中古相場や価格差の理由、今後の価値について詳しく解説します。
Z1000LTDの現在の中古相場
Z1000LTDはMK2と比較すると、現在でも比較的購入しやすい価格帯に位置しています。
しかし、「安い旧車」というイメージだけで考えるのは危険です。近年の旧車人気や空冷カワサキ人気の再燃によって、LTDの相場も確実に上昇しています。
特にここ数年は、状態の良い個体や純正パーツが多く残っている車両ほど価格が高騰しています。
以前は「MK2が買えない人向け」と見られることもありましたが、現在ではLTD独自の魅力が再評価され、「あえてLTDを選ぶ」というユーザーも増えています。
また、LTDは北米市場向けモデルという背景もあり、日本国内では流通台数が限られています。
そのため、純正状態を維持した車両は希少価値が高く、今後さらに価格が上昇する可能性があります。
特に注意したいのは、安価な個体ほどレストア費用が高額になるケースです。
エンジンオーバーホールや足回り整備、純正部品の確保などを考えると、結果的に高くつくことも珍しくありません。
そのため、購入時は「車両価格の安さ」だけでなく、「整備履歴」「純正度」「エンジン状態」を総合的に確認することが重要です。
Z1000LTDの中古価格目安
| 車両状態 | 相場の目安 |
|---|---|
| レストアベース | 150万~250万円 |
| 一般中古車 | 250万~400万円 |
| 良好な純正車 | 400万~600万円 |
| フルノーマル極上車 | 600万円以上 |
※相場は年式・純正度・整備状況によって大きく変動
LTD価格推移イメージ
| 時期 | 価格傾向 |
|---|---|
| 2015年前後 | 比較的安価 |
| 2020年前後 | 徐々に上昇 |
| 現在 | 高騰傾向 |
| 今後 | 緩やかな上昇予想 |
MK2の現在の中古相場
Z1000MK2は現在の旧車市場において、Z1やZ2に次ぐ人気モデルのひとつです。
そのため価格は非常に高く、状態の良い車両になると新車時価格とは比較にならないほど高額で取引されています。
特に純正度の高い車両やフルノーマル車は市場から急速に減少しており、販売店に並んだとしても短期間で売れてしまうケースが少なくありません。
また、MK2は「角Z」の代表格として絶大な人気を誇っており、単なる移動手段ではなくコレクション対象として購入されることも多くなっています。
さらに近年では海外コレクターからの需要が非常に強く、日本国内だけで価格が決まる時代ではなくなっています。
特に欧米やアジア圏では、日本製旧車への評価が高く、状態の良いMK2は輸出市場でも高値が付きやすい状況です。
その結果、国内流通台数が減少し、さらに価格が上昇するという流れが続いています。
ただし、高額だからこそ注意点もあります。外装だけMK2仕様に変更された車両や、LTDベースのカスタム車も存在するため、購入時にはフレーム番号やエンジン番号の確認が必須です。
Z1000MK2の中古価格目安
| 車両状態 | 相場の目安 |
|---|---|
| レストアベース | 300万~500万円 |
| 一般中古車 | 500万~800万円 |
| 良好な純正車 | 800万~1,200万円 |
| 極上フルノーマル車 | 1,200万円以上 |
※市場状況によって大きく変動
LTDとMK2の価格差比較
| 項目 | Z1000LTD | Z1000MK2 |
|---|---|---|
| 購入しやすさ | 高い | 低い |
| 資産価値 | 高い | 非常に高い |
| 相場上昇率 | 上昇中 | 急上昇中 |
| コレクター人気 | 高い | 極めて高い |
なぜMK2は高額取引されるのか
MK2が高額で取引される理由は、単純に「古いバイクだから」ではありません。
現在の価格は、希少性・デザイン性・ブランド力・市場需要など、複数の要素が重なった結果として形成されています。
最大の理由は希少性です。
MK2は生産期間が比較的短く、さらに長年の使用による事故やカスタムによって純正状態の車両が減少しています。
特に当時はカスタム文化が盛んだったため、オリジナル状態を維持している車両は非常に少なくなっています。
そのため、純正パーツが残っている車両ほど価値が高く、価格も大きく上昇しています。
次に挙げられるのがデザイン性です。
MK2特有の角張ったタンクやシャープなスタイリングは、現在でも「カワサキらしいデザイン」として高く評価されています。
特に角Zスタイルは熱狂的なファンが多く、所有欲を満たしてくれる存在として人気があります。
さらに、海外市場からの需要も価格高騰を後押ししています。
近年では日本国内だけでなく欧米やアジア圏のコレクターも積極的に購入しており、「良い個体が出たらすぐ売れる」という状況が続いています。
加えて、旧車市場では「値下がりしにくい資産」として見られることも増えており、投資目的で購入する人も少なくありません。
MK2高騰の理由
| 理由 | 内容 |
|---|---|
| 希少性 | 現存車が少ない |
| デザイン | 角Zの代表格 |
| ブランド力 | Z系の人気モデル |
| 海外需要 | 世界中で人気 |
| 資産価値 | 値下がりしにくい |
価格高騰の流れ
生産終了
↓
現存車減少
↓
旧車ブーム
↓
海外需要増加
↓
価格高騰
今後価値が上がるのはどちらか
将来的な価値だけを見るなら、現時点ではMK2の方が有利と考えられています。
理由は市場評価がすでに確立されており、今後も希少価値が下がる要素が少ないためです。
実際に過去10年以上の相場推移を見ると、MK2は長期的に右肩上がりを続けています。
特に純正度の高い車両は価格下落が起こりにくく、「持っているだけで価値が上がる」と言われることもあります。
一方で、LTDにも注目すべきポイントがあります。
MK2が高騰し過ぎたことで、「次に狙うべき空冷Z」としてLTDを探す人が増えているのです。
以前はMK2の影に隠れがちだったLTDですが、近年では独特の北米仕様デザインや希少性が見直され、価格が上昇傾向にあります。
特に純正状態を維持したLTDは市場でも少なく、今後さらに評価が高まる可能性があります。
つまり、「絶対的な資産価値ならMK2」「今後の伸びしろならLTD」という見方もできます。
予算や所有目的によって、選ぶべきモデルは変わってくるでしょう。
将来性比較
| 比較項目 | Z1000LTD | Z1000MK2 |
|---|---|---|
| 現在の人気 | 高い | 非常に高い |
| 希少性 | 高い | 非常に高い |
| 資産価値 | 高い | 非常に高い |
| 値上がり期待 | 高い | 高い |
| 安定性 | 普通 | 非常に高い |
将来性を簡単にまとめると
| 重視すること | おすすめ |
|---|---|
| 安定した資産価値 | MK2 |
| 将来的な伸びしろ | LTD |
| 売却時の安心感 | MK2 |
| コスパ重視 | LTD |
| コレクション性 | MK2 |
現状では資産価値ならMK2が一歩リードしています。
しかし、LTDも再評価が進んでいるため、今後の市場動向によっては価格差が縮まる可能性もあります。
そのため「資産として買うならMK2」「楽しみながら将来の値上がりも期待するならLTD」という考え方がおすすめです。
Z1000LTDとMK2はどっちを買うべきか

プレミアバイクワールド・イメージ
Z1000LTDとZ1000MK2は、どちらもカワサキを代表する空冷4気筒の名車です。
しかし、コンセプトや市場価値、乗り味には明確な違いがあるため、「どちらが優れているか」ではなく、「自分に合っているのはどちらか」という視点で選ぶことが重要です。
実際に購入したオーナーの中にも、「憧れだけでMK2を買ったけれど維持が大変だった」「LTDを選んだら想像以上に満足できた」という声は少なくありません。
そこでここでは、それぞれのモデルがどのような人に向いているのか、維持費や購入時の注意点も含めて詳しく解説します。
Z1000LTDがおすすめな人
Z1000LTDは、ゆったりと旧車ライフを楽しみたい人に向いています。
MK2ほど市場価格が高騰していないため、比較的現実的な予算で空冷カワサキを所有できる点が大きな魅力です。
近年はLTDも価格上昇傾向にありますが、それでもMK2と比較すると手が届きやすく、「初めて空冷Zを所有したい」という人にも選ばれています。
また、北米向けモデルならではのラグジュアリーなデザインは独特の存在感があり、人と被りにくいというメリットもあります。
ティアドロップ型タンクや段付きシート、アップハンドルなど、アメリカンテイストを感じさせるスタイルは、王道の角Zとは異なる魅力を持っています。
さらに、アップハンドルや段付きシートによる快適なライディングポジションは、ツーリング用途との相性も抜群です。
長距離移動でも疲れにくく、景色を楽しみながらゆったり走りたい人には非常に向いています。
加えて、LTDは「知る人ぞ知る名車」という立ち位置でもあるため、旧車イベントなどでも他人と被りにくく、個性を重視するライダーから高く評価されています。
そのため、「資産価値よりも実際に乗る楽しさを重視したい」「人とは違う空冷カワサキを所有したい」という人にはLTDが向いているでしょう。
LTDがおすすめな人
| 条件 | おすすめ度 |
|---|---|
| ツーリングを楽しみたい | ★★★★★ |
| 人と被りたくない | ★★★★★ |
| ゆったり乗りたい | ★★★★★ |
| 予算を抑えたい | ★★★★☆ |
| 資産価値重視 | ★★★☆☆ |
LTDが向いている人の特徴
- ロングツーリングが好き
- 北米仕様のデザインが好み
- 王道より個性を重視する
- 実際に乗る機会が多い
- 維持しながら楽しみたい
MK2がおすすめな人
MK2は「いつかは所有したい」と憧れる人が多い名車です。
角Zを象徴するスタイリングや高い資産価値は、他の旧車にはない魅力があります。
特にシャープなタンク形状やスポーティなシルエットは、現在でも多くのライダーを魅了しており、「カワサキ旧車の完成形」と評価する声も少なくありません。
また、所有しているだけで満足感を得られるほど存在感があり、コレクション性も非常に高いモデルです。
ガレージに置いてあるだけでも絵になる存在であり、所有欲を満たしてくれる1台といえるでしょう。
スポーティな乗り味も魅力で、走りを楽しみたいライダーにも支持されています。
LTDよりも前傾気味のポジションとなるため、ワインディングや高速道路ではMK2らしい安定感とダイレクトな操作感を楽しめます。
さらに、MK2は中古市場での評価が非常に高く、状態の良い純正車は年々価格が上昇しています。
そのため、「趣味として楽しみながら資産価値も期待したい」という人にとっては魅力的な選択肢です。
ただし、価格は非常に高額で、購入後の維持費も考慮しなければなりません。純正パーツの価格高騰や修理費用など、所有には一定の覚悟が必要です。
それでも「本物の角Zが欲しい」「一生モノの旧車を手に入れたい」という人には、MK2が最有力候補になるでしょう。
MK2がおすすめな人
| 条件 | おすすめ度 |
|---|---|
| 王道の旧車が欲しい | ★★★★★ |
| 資産価値重視 | ★★★★★ |
| コレクション目的 | ★★★★★ |
| スポーツ走行 | ★★★★☆ |
| コスパ重視 | ★★☆☆☆ |
MK2が向いている人の特徴
- 憧れの角Zを所有したい
- 将来的な価値も重視したい
- オリジナル車にこだわりたい
- コレクション目的がある
- 売却時の価値も意識している
維持費や部品供給の違い
購入後に意外と重要になるのが維持費と部品供給です。
どちらも40年以上前の旧車であるため、新しいバイクのように気軽に部品が手に入るわけではありません。特に純正パーツは年々減少しており、状態の良い部品ほど価格が高騰しています。
ただし、Z系は人気車種であるため、リプロパーツや社外パーツが比較的豊富です。そのため、エンジン周辺や消耗品などは比較的維持しやすく、他メーカーの旧車より恵まれているといえるでしょう。
一方で、MK2は人気が高いため純正部品の価格も高騰しています。特に外装パーツや純正マフラー、メーター類などはプレミア価格になることも珍しくありません。
LTDも部品探しは簡単ではありませんが、MK2ほど価格が高騰していないケースが多く見られます。そのため、「実際に乗りながら維持したい」という人にはLTDのほうが現実的な場合もあります。
また、旧車は購入後に予想外の修理費が発生することも多いため、車両価格だけで予算を決めるのは危険です。購入費とは別に整備費用を確保しておくと安心でしょう。
維持費比較
| 項目 | Z1000LTD | Z1000MK2 |
|---|---|---|
| 部品入手性 | 普通 | 普通 |
| 純正部品価格 | 高い | 非常に高い |
| リプロパーツ | 豊富 | 豊富 |
| 維持費 | 高い | 非常に高い |
| 資産価値 | 高い | 非常に高い |
維持費の目安
| 内容 | 年間費用目安 |
|---|---|
| 車検・保険 | 5万〜10万円 |
| 消耗品交換 | 3万〜10万円 |
| 整備・修理 | 5万〜30万円以上 |
| 合計 | 10万〜50万円以上 |
※車両状態によって大きく変動
購入時にチェックすべきポイント
旧車は購入時の見極めが非常に重要です。
特にZ1000LTDとMK2は価格差が大きいため、車両選びを間違えると大きな損失につながる可能性があります。
見た目が綺麗でも内部状態が悪いケースもあるため、外装だけで判断するのは危険です。
まず確認したいのはフレーム番号とエンジン番号です。特にMK2の場合はLTDベースのMK2仕様車も存在するため、見た目だけで判断してはいけません。高額車両だからこそ、車体情報の確認は必須です。
また、レストア歴や整備記録が残っているかも重要です。過去にどのような整備が行われてきたかによって、今後必要になるメンテナンス費用が大きく変わります。
旧車は購入価格よりも購入後の整備費用が高額になるケースが珍しくないため、現在の状態を把握することが大切です。オイル漏れ、電装系トラブル、キャブレターの状態なども細かく確認しましょう。
さらに、純正パーツの有無も資産価値に直結します。特にMK2では純正外装や純正マフラーが残っている車両ほど高評価を受けやすくなります。
できれば旧車専門店で購入し、第三者のチェックを受けることをおすすめします。信頼できるショップ選びも、後悔しない旧車購入の重要なポイントです。
購入前チェックリスト
| チェック項目 | 重要度 |
|---|---|
| フレーム番号確認 | ★★★★★ |
| エンジン番号確認 | ★★★★★ |
| 車検証確認 | ★★★★★ |
| 整備履歴確認 | ★★★★☆ |
| 純正部品の有無 | ★★★★☆ |
| オイル漏れ確認 | ★★★★☆ |
| 電装系確認 | ★★★☆☆ |
最終判断の早見表
| 重視するポイント | おすすめ |
|---|---|
| 資産価値 | MK2 |
| 所有欲 | MK2 |
| コレクション性 | MK2 |
| ツーリング性能 | LTD |
| コストパフォーマンス | LTD |
| 個性 | LTD |
結論として、「王道の空冷カワサキと資産価値を求めるならMK2」、「実際に乗って楽しみたいならLTD」という選び方が後悔しにくいでしょう。
どちらも現代では手に入れることが難しくなった名車だからこそ、自分の価値観に合った1台を選ぶことが何より重要です。
Z1000LTDとMK2の違いに関するよくある質問

プレミアバイクワールド・イメージ
ここまでZ1000LTDとZ1000MK2の違いについて詳しく解説してきましたが、実際に購入を検討している人の多くが共通して抱く疑問があります。
特に「LTDはMK2の下位モデルなのか」「どちらの価値が高いのか」「初心者でも乗れるのか」といった質問は非常に多く、旧車初心者ほど悩みやすいポイントです。
また、現在は中古価格が高騰していることもあり、「買って後悔しないか」「将来的な価値はどうなのか」といった不安を感じる人も少なくありません。
ここでは、Z1000LTDとMK2に関する代表的な疑問について、初心者にも分かりやすく詳しく回答していきます。
Z1000LTDはMK2の廉価版なのか
結論から言うと、Z1000LTDはMK2の廉価版ではありません。
現在の中古市場ではMK2のほうが高額で取引されているため、「LTDは安価な派生モデル」「MK2の下位互換」と誤解されることがあります。
しかし、それは現在の市場評価によるイメージであり、当時の開発背景を見ると全く異なることが分かります。
そもそも両車は開発コンセプトが違います。
MK2はZシリーズのスポーツ性能をさらに高めたモデルとして開発され、シャープなスタイリングやスポーティな走りを重視していました。現在でも「角Z」の代表格として高い人気を誇っています。
一方のLTDは、北米市場で人気だったクルーザー文化やラグジュアリー志向を取り入れた高級ツーリングモデルです。
アップハンドルや段付きシート、ティアドロップ型タンクなど、快適性や高級感を重視した装備が特徴でした。
つまり、価格を抑えるために作られた廉価版ではなく、「用途が違う兄弟モデル」という表現が正しいでしょう。
現在でもLTD独自の魅力を評価するファンは多く、「あえてLTDを選ぶ」というベテランライダーも珍しくありません。
特に近年では、MK2が高騰しすぎたことでLTDの価値も見直され始めています。
LTDとMK2の位置付け比較
| 項目 | Z1000LTD | Z1000MK2 |
|---|---|---|
| コンセプト | 高級ツーリング | スポーツモデル |
| 主な市場 | 北米中心 | 世界市場 |
| 方向性 | 快適性重視 | 走行性能重視 |
| 廉価版か | いいえ | - |
簡単にいうと
MK2=スポーツ路線
LTD=ラグジュアリー路線
どちらが上ではなく方向性が違う
Z1000LTDとMK2ではどちらが希少なのか
希少性という観点では、一般的にはMK2のほうがやや上と考えられています。
その理由は、生産期間が比較的短かったことに加え、現在まで純正状態を維持している個体が非常に少ないためです。
特にフルノーマル車やオリジナルペイント車は市場でもほとんど見かけなくなっており、状態の良い車両はコレクター同士で争奪戦になることもあります。
さらに、MK2は人気が高いためカスタムベースとして使われた個体も多く、純正状態の車両が減少していることも希少価値を押し上げています。
一方のLTDも決して数が多いモデルではありません。
北米向けモデルだったことから、日本国内に存在する車両数は限られており、逆輸入車として流通していた背景があります。
そのため、LTDも十分に希少な旧車です。
特に純正外装を維持している車両やオリジナルコンディションの個体は年々減少しており、今後さらに価値が高まる可能性があります。
つまり、「絶対数の少なさ」ではMK2が優勢ですが、「市場で見つけにくさ」という意味ではLTDもかなり希少な存在といえるでしょう。
希少性比較
| 比較項目 | Z1000LTD | Z1000MK2 |
|---|---|---|
| 国内流通数 | 少ない | 非常に少ない |
| フルノーマル車 | 少ない | 極めて少ない |
| 希少価値 | 高い | 非常に高い |
| コレクター人気 | 高い | 極めて高い |
Z1000LTDとMK2で資産価値が高いのはどちらか
資産価値だけで判断するなら、現状ではMK2が上回っています。
理由は、角Zの代表モデルとして確立されたブランド力と、長年にわたる価格上昇実績があるためです。
実際に中古市場を見ると、状態の良いMK2は数年前と比較して大幅に価格が上昇しています。
特に純正度が高い車両やフルノーマル車、オリジナルペイント車は今後も価値が下がりにくいと考えられており、「資産として所有する旧車」としても人気があります。
また、海外コレクターからの需要も強く、日本国内だけで価格が決まる時代ではなくなっています。
一方のLTDも近年は再評価が進んでいます。
以前は「MK2より安いモデル」という扱いを受けることもありましたが、現在では独自の魅力や希少性が見直され、価格は着実に上昇しています。
特に「次に価値が上がる空冷Z」として注目する人も増えており、将来的な伸びしろという意味ではLTDにも期待できます。
ただし、安定した資産価値という点では、現時点ではMK2が優勢でしょう。
資産価値比較
| 項目 | Z1000LTD | Z1000MK2 |
|---|---|---|
| 現在の市場評価 | 高い | 非常に高い |
| 値上がり実績 | 高い | 非常に高い |
| 将来性 | 高い | 非常に高い |
| 資産価値 | 高い | 非常に高い |
資産価値の考え方
| 重視すること | おすすめ |
|---|---|
| 安定した価値 | MK2 |
| 将来の伸びしろ | LTD |
| 売却時の安心感 | MK2 |
| 趣味と実用の両立 | LTD |
初めて旧車に乗るならどちらがおすすめか
初めて旧車を購入するなら、多くの場合はLTDの方が現実的な選択肢になります。
理由は、購入価格が比較的抑えられることに加え、アップハンドルによる自然なライディングポジションで扱いやすいからです。
また、段付きシートによる快適性も高く、「実際に走らせて楽しむ」という使い方との相性が非常に良いモデルです。
特にロングツーリングを楽しみたい人や、旧車を日常的に乗りたい人にはLTDが向いています。
一方のMK2は価格が高額で、購入時のハードルが高いモデルです。
さらに、資産価値が高いことから「転倒したくない」「距離を伸ばしたくない」と考えるオーナーも多く、気軽に乗りにくい側面があります。
ただし、予算に余裕があり、「最初から憧れの角Zを所有したい」という強い気持ちがあるならMK2を選ぶのも十分ありです。
重要なのは、「資産として持つのか」「実際に乗って楽しむのか」を明確にすることです。
初めての旧車なら
| 条件 | おすすめ |
|---|---|
| 予算重視 | LTD |
| ツーリング重視 | LTD |
| 維持しやすさ | LTD |
| 所有欲重視 | MK2 |
| 資産価値重視 | MK2 |
Z1000LTDとMK2の違いまとめ
Z1000LTDとZ1000MK2は同じZ1000シリーズでありながら、性格は大きく異なります。
MK2はスポーツモデルとしての魅力と高い資産価値を持ち、現在でも旧車市場の中心的存在です。角張ったデザインやスポーティな走りは、今なお多くのライダーを魅了しています。
一方のLTDは快適性や個性を重視したモデルであり、北米向けならではのラグジュアリーな雰囲気が特徴です。近年は再評価によって人気が高まり、「実際に楽しめる空冷Z」として注目されています。
どちらが優れているというわけではなく、自分が何を重視するかによって最適な選択肢は変わります。
「所有欲」「資産価値」「王道感」を求めるならMK2、「快適性」「個性」「実際に乗る楽しさ」を求めるならLTDがおすすめです。
最終比較表
| 比較項目 | Z1000LTD | Z1000MK2 |
|---|---|---|
| デザイン | ラグジュアリー | スポーティ |
| 快適性 | ◎ | ○ |
| ツーリング性能 | ◎ | ○ |
| スポーツ性能 | ○ | ◎ |
| 資産価値 | ○ | ◎ |
| 希少性 | ○ | ◎ |
| 購入しやすさ | ◎ | △ |
Z1000LTDとMK2の違いを一言で表すなら、
- MK2は「憧れと資産価値を所有する旧車」
- LTDは「実際に楽しむための個性的な旧車」
です。
資産価値やコレクション性を重視するならMK2、ツーリングや快適性、コストパフォーマンスを重視するならLTDがおすすめです。
どちらも空冷カワサキを代表する名車であることに変わりはありません。
購入を検討する際は、価格や人気だけでなく、「自分がどんなバイクライフを送りたいのか」を基準に選ぶことが後悔しない最大のポイントといえるでしょう。


