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街乗りからツーリングまで幅広く使える250ccバイクを探している方にとって、「CB250Rの馬力」は非常に重要なチェックポイントの一つです。
単なるスペックの数値では測れない、実際の走行フィーリングや加速の伸び、取り回しのしやすさまで含めて、自分のライディングスタイルに合うかどうかを見極める材料となります。
ホンダが誇るネオスポーツカフェスタイルのこのモデルは、ヴィンテージ感のあるデザインと現代的な走行性能を両立させており、見た目の個性だけでなく、ライディング体験そのものに深い満足感をもたらします。
この記事では、CB250Rの馬力やスペックの詳細はもちろん、加速性能や実際の使用感、街乗りとツーリングそれぞれのシーンでの実力、さらに同クラス他車種との性能比較まで幅広く網羅。
購入を検討している方が知っておくべき要素を余すところなくお届けし、CB250Rの“走りの実力”がどれほどのものなのか、スペック表だけでは見えてこない隠れた魅力にも深く迫っていきます。
この記事のポイント
- CB250Rの馬力とエンジンスペックの具体的な数値
- 実際の加速感や走行フィーリングの特徴
- 街乗りやツーリングでの使い勝手と適性
- 他の250ccバイクとの性能や価格の比較
- 購入前にチェックすべきポイントや注意点
CB250Rとは?基本スペックと魅力を解説

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ホンダCB250Rは"ネオスポーツカフェ"というコンセプトのもと誕生した250ccクラスのバイク。都会的で洗練されたデザインと、軽量ボディによる優れた取り回しが特徴です。
初心者ライダーからベテランまで、幅広い層に支持されています。
CB250Rのエンジン性能と馬力の概要
CB250Rは水冷4ストロークDOHC単気筒エンジンを搭載し、最大出力は27馬力(20kW)/9,000rpm、最大トルクは23Nm/8,000rpmという数値を誇ります。
このエンジンは、加速時に力強い立ち上がりを実現し、特に中〜高回転域では優れたレスポンスを発揮します。
発進からのスムーズな加速はもちろん、回して乗る楽しさがあり、スポーティな走行を求めるライダーにも満足度の高い性能です。
さらに、単気筒エンジン特有の軽快な吹け上がりと力強さが、街乗りからワインディングまで幅広いシチュエーションでライディングの魅力を引き出します。
そのため、CB250Rは単なる通勤用バイクにとどまらず、週末のツーリングやスポーツライドにも十分応えられるポテンシャルを備えています。
項目 | 数値 |
---|---|
エンジン型式 | 水冷4ストロークDOHC単気筒 |
排気量 | 249cc |
最大出力 | 27馬力(20kW)/9,000rpm |
最大トルク | 23Nm/8,000rpm |
燃料供給方式 | PGM-FI(電子制御燃料噴射) |
CB250Rの価格帯とモデル年式の違い
CB250Rは年式ごとにマイナーチェンジが施されており、各年式によって細かい仕様の調整や外観の変更が行われてきました。
特に2021年以降のモデルでは、従来の正立式から倒立式フロントフォークへの変更が加えられ、これによりフロント周りの剛性が向上し、ハンドリング性能がよりシャープになりました。
また、倒立フォークの採用は見た目にもスポーティさを増しており、デザイン面でもユーザーの満足度が高まっています。
さらにブレーキ性能のチューニングやABS制御の最適化など、細かな改良も施されており、年式が新しいほど総合的なパフォーマンスが向上している傾向にあります。
こうした改良により、CB250Rは単なるスタイリッシュなネイキッドバイクにとどまらず、走りの質を重視するライダーにも選ばれるモデルへと進化しています。
年式 | 主な変更点 | 新車価格(目安) |
---|---|---|
2018 | 初代モデル登場 | 約55万円 |
2021 | 倒立フォーク採用、カラー変更 | 約59万円 |
2023 | カラー追加、細部の改善 | 約60万円 |
CB250Rのデザインとサイズのポイント
スタイリッシュなネオクラシックデザインに、フルLEDライトやシャープなボディラインを採用しており、伝統と現代の融合を感じさせる仕上がりです。
前後のライトユニットは視認性に優れ、夜間の走行でも安心感があります。
また、タンクやシートのデザインも機能性を損なうことなく洗練されており、所有する喜びを感じられる見た目となっています。
サイズ面では、全長2,020mm・シート高800mm・車重144kgと軽量コンパクトな構成で、初心者から経験者まで誰でも扱いやすい仕様です。
取り回しのしやすさは街中の渋滞や狭い路地で特に実感でき、Uターンや駐車時にも苦労しません。
さらに、シート形状やライディングポジションも絶妙に設計されており、長時間のライドでも疲れにくく快適な姿勢を維持できます。
女性ライダーや初心者でも安心して扱えるサイズ感です
CB250Rの走行性能を徹底分析

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CB250Rの加速性能と馬力発生のメカニズム
単気筒エンジンならではの鋭いレスポンスと、軽量な車体が相まって、CB250Rは市街地からワインディング、さらにはちょっとしたスポーツライドまで、非常に幅広いシチュエーションでその実力を発揮します。
スロットル操作に対する反応が機敏で、アクセルを開けた瞬間にグッと前に出る加速感は、小排気量とは思えないほど力強さを感じさせます。
また、クラッチ操作も軽く、混雑した街中でもストレスなく走行できるため、通勤・通学ライダーにも支持されています。
CB250Rのピークパワーは高回転域に設定されており、7,000rpmを超えたあたりから一段とエンジンが活き活きとし、スポーティで爽快な走りを楽しめるのが魅力です。
ワインディングではエンジンの吹け上がりに合わせてリズミカルなギアチェンジが可能となり、コーナリング時にも扱いやすさと楽しさを感じられます。
実際の0-100km/h加速は約8秒台とされ、250ccクラスでは平均的な性能です
最高速と街乗りでの扱いやすさの比較
CB250Rの最高速は約130〜140km/hとされており、このクラスのバイクとしては標準的な性能ですが、高速道路を走行する際にも十分な余裕を感じられます。
特に追い越し時など、回転を上げることでしっかりと加速できるため、走行中のストレスは最小限です。
また、エンジンの振動も高速域では比較的抑えられており、快適に巡航することが可能です。一方で、CB250Rの真価が発揮されるのはむしろ低中速域での扱いやすさです。
信号の多い都市部やストップ&ゴーの繰り返しが多い場面でも、クラッチ操作が軽く、エンジンの粘り強さがしっかりしているため、滑らかな発進や加減速が可能です。
ライダーの操作に対する反応がダイレクトで、交通の流れに自然に乗れる操作性の高さは日常使いにおいて大きな安心感をもたらします。
このように、CB250Rは高速性能だけでなく、日常の足としても非常に実用的で、用途を問わず高いパフォーマンスを発揮するバイクです。
使用シーン | 評価 |
---|---|
街乗り | ◎(トルクが扱いやすい) |
高速走行 | ○(伸びは少し物足りないが安定) |
ワインディング | ◎(軽量でヒラヒラ走れる) |
CB250Rの燃費性能とツーリングの適性
燃費性能はWMTCモードで約33km/Lとされており、実際の走行環境においても平均して30km/L前後を維持できる優れた経済性を誇ります。
これは市街地走行やツーリングなど、様々な用途において燃料代を抑えたいライダーにとって大きな魅力です。
特にガソリン価格が高騰する現代において、安定して高燃費を記録することは長期的な維持コストにも大きく影響します。
CB250Rは燃料タンク容量が10Lとややコンパクトな設計ではありますが、それでも満タンでの航続距離は約300kmに達し、日常使いや近距離ツーリングであれば給油の頻度を抑えることが可能です。
さらに、エンジンの効率の良さや軽量な車体設計も燃費向上に貢献しており、急加速を控えた走行や一定速度での巡航を心がけることで、より高い燃費数値を実現することも可能です。
長距離ツーリングでは給油ポイントを考慮した計画が必要ですが、経済性は非常に高いです
CB250Rの評判と口コミ

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ライダーからの評判:良い点と悪い点
良い点:
- 軽くて取り回しやすい:CB250Rの最大の魅力のひとつが、その軽量さと抜群の操作性です。車重が約144kgと非常に軽いため、駐車時の押し引きや取り回しがしやすく、狭い場所でのUターンや段差の乗り越えなども楽にこなせます。初心者や小柄なライダーにとっても、安心して扱えるフィーリングが評価されています。
- スタイリッシュなデザイン:ネオクラシックを基調にしながらも、LEDライトや鋭角的なボディラインによって、現代的で洗練された印象を与えるデザインとなっています。街中でも目を引く存在感があり、所有する満足感を高めてくれる仕上がりです。また、カラーリングも年式によって豊富に展開されており、個性を出しやすいのも魅力の一つです。
- メンテナンス性が高い:単気筒エンジンで構造がシンプルなため、オイル交換やプラグ交換などの基本的な整備がしやすい点が特徴です。パーツも豊富に出回っており、カスタムや修理においてもコストが抑えやすい傾向にあります。また、DIY整備を楽しむライダーにとっても取り組みやすく、長く付き合えるバイクとしての価値があります。
悪い点:
- タンク容量が少ない:CB250Rの燃料タンクは約10Lとコンパクトな設計であるため、他の250ccクラスのバイクと比較しても航続距離はやや短めです。長距離ツーリングや高速道路での連続走行では、こまめな給油計画が必要となるため、旅のルート選定に工夫が求められます。ただし、燃費が良いため日常使用には大きな支障はありません。
- 高速走行での余裕は限定的:最高速は130〜140km/hに達しますが、エンジンが高回転域に入るため巡航時にはやや余裕が少ない印象を受けます。追い越しや登坂ではパワーに限界を感じる場面もあり、高速道路での長距離移動を主に考えているライダーには少々物足りなさがあるかもしれません。
- 単気筒特有の振動がある:単気筒エンジンの特性として、特に高回転域での振動が手や足に伝わりやすい傾向があります。長時間のライディングではこれが疲労につながる場合があり、快適性を重視するライダーには気になるポイントとなることがあります。ただし、振動の程度はライダーによって感じ方が異なり、むしろエンジンの鼓動感として楽しむ人も多くいます。
CB250Rのトラブルや受注停止の影響
一時的に受注停止となることもありましたが、これは新型コロナウイルスの影響による工場の稼働制限、生産体制の再編、さらには世界的な半導体不足が重なったことによるものです。
特に電子制御系パーツの供給に遅れが生じたことで、各地のディーラーでも一時的に納車待ちが発生しました。
しかし、こうした供給面の一時的な問題とは対照的に、CB250R自体の製品としての完成度や信頼性には非常に高い評価が寄せられています。
エンジンに関しては長年培われたホンダの技術が生かされており、トラブルの少なさや耐久性の高さが特徴です。
また、電子制御システムも実績のあるパーツが使われており、ECUの不具合やABSの誤作動といった深刻な報告はほとんど見られません。
全体として、CB250Rは安心して長く乗り続けられる信頼性の高いモデルとして、ユーザーの間でも安定した人気を保っています。
モデルチェンジ情報と生産終了の可能性
2025年に向けてのフルモデルチェンジの噂もありますが、現時点ではホンダからの正式な公式発表は出ていません。
モデルチェンジが行われる場合、外観や足回り、電子制御系の装備などに大きな改良が加えられる可能性もあり、既存のCB250Rと比較して性能や価格に違いが出ることも予想されます。
一方で、近年の厳しい排ガス規制の強化により、250ccクラス全体で生産終了が相次ぐ傾向も見られ、CB250Rもその影響を受ける可能性は否定できません。
こうした背景から、現行モデルが好みに合っている場合や、単気筒らしいシンプルな構造を重視する方にとっては、今のうちに購入しておくことが賢明な判断とも言えるでしょう。
また、流通数が限られてくると中古車市場での価格上昇や在庫不足も懸念されるため、タイミングを見誤らないことが重要です。
CB250Rと競合車両の比較

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CB歴代モデルとの違いと特長
CBR250RやCB250Fと比較して、CB250Rは特にデザイン性と軽快な乗り味に優れている点が際立っています。
CBR250Rはツアラーとしての快適性に特化し、フルカウルの装備により高速域での安定性が高く、長距離走行に強みを持ちます。
一方CB250Fはネイキッドスタイルで、汎用性とコストパフォーマンスを重視した設計が特徴でした。
対してCB250Rはネオクラシックな外観に現代的なディテールを融合させたスタイリングで、LEDライトや倒立フォークなど最新の装備を取り入れながら、軽量かつコンパクトな車体で街乗りからワインディングまで軽快に走れる性能を持っています。
また、モダンでシャープなデザインは若年層を中心に高い評価を受けており、通勤や週末のライディングを問わず、所有する喜びを感じさせてくれるバイクとなっています。
モデル | 特徴 |
---|---|
CBR250R | フルカウル、ツアラー向き |
CB250F | ネイキッド、汎用性重視 |
CB250R | ネオクラシック、軽快スポーツ感覚 |
他メーカーの250ccバイクとの比較分析
車種 | 馬力 | 重量 | 特徴 |
---|---|---|---|
YZF-R25(ヤマハ) | 35PS | 約170kg | 高回転型ツイン、スポーツ特化 |
Ninja250(カワサキ) | 37PS | 約166kg | ツインで高出力、快適装備多い |
CB250R(ホンダ) | 27PS | 144kg | 単気筒で軽快、扱いやすさ重視 |
CB250Rのカスタマイズと装備

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シート高調整:足つき改善の方法
シートを薄型に変更するか、ローダウンキットを導入することで、足つきを改善できます。
特にシートの厚みを抑えたローシートは、ライダーの股下に余裕を生み、信号待ちや渋滞中でも安心感を得られます。
さらに、社外品のローダウンリンクやサスペンション調整によって、車高自体を下げることも可能です。
ただし、極端なローダウンは走行性能や乗り心地に影響を及ぼす可能性があるため、バランスの取れたセッティングが重要です。
足つき性の改善に加えて、グリップの高いシート素材やライディングブーツの工夫なども組み合わせることで、より快適で安全なライディングが実現します。
マフラー交換によるパフォーマンス向上
社外マフラーに変更することで、排気音の変化によるスポーティな演出や、若干のパワーアップも期待できます。
特に軽量なチタン製やカーボン製のマフラーを選ぶことで、車両全体の重量が軽くなり、加速性能や取り回しにもプラスの影響を与えることがあります。
また、排気効率が向上することにより、スロットルレスポンスがより鋭くなるなど、走行フィーリングの変化も楽しめます。
さらに、デザインやブランドのバリエーションが豊富で、見た目のカスタマイズ性も高く、自分好みのスタイルに仕上げることが可能です。
ただし、音量や排ガス規制の基準を満たす車検対応品を選ぶことが非常に重要で、違法改造とならないように注意が必要です。
取り付けの際にはプロの整備士に依頼するか、メーカー推奨の手順に従って行うとより安全に仕上げられます。
エンジンや装備のカスタムオプション
- ハンドルの交換でポジション調整:ライディングポジションは長時間の走行や市街地での快適性に大きく影響します。ハンドルをライダーの体格や走行スタイルに合わせてアップハンドルやセパレートハンドルに交換することで、よりリラックスした姿勢やスポーティな操作感が得られます。グリップヒーター付きのハンドルを選べば冬場のツーリングも快適になります。
- USB電源やスマホホルダーなどツーリング装備:長距離ツーリングではスマートフォンのナビゲーションや通信が不可欠です。USB電源の追加によって、走行中のスマホ充電が可能になり、スマホホルダーとの組み合わせで使い勝手が格段に向上します。防水性や耐振動性のある製品を選ぶことで、天候や路面状況を問わず安心して使用できます。
- 軽量パーツでさらなる取り回し向上:アルミやカーボン素材を使用した軽量なパーツに交換することで、バイク全体の重量を減らし、より軽快な操作性を実現できます。具体的には、ステップやレバー、ホイール、スプロケットなどの軽量化が効果的で、日常の取り回しやワインディングでの走行性能が向上します。
まとめ:CB250Rを選ぶためのポイント

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CB250Rを選ぶ理由とライダーへの提案
- 街乗りメインで軽快なバイクを探している方:CB250Rはコンパクトで軽量な設計により、混雑した市街地や狭い路地でもスムーズな走行が可能です。特に通勤・通学で毎日バイクを使う方にとっては、取り回しのしやすさと信号待ちでの安心感が大きなメリットになります。
- 初めてのバイクに安心して選びたい方:操作系が軽く、エンジン出力も過剰すぎないため、バイク初心者でも安心して扱える特性を持っています。また、ホンダならではの信頼性とアフターサポートも心強く、初めての相棒として心からおすすめできます。
- 維持費や燃費を重視する方:CB250Rは燃費性能が高く、レギュラーガソリン仕様で経済的です。加えて、タイヤやブレーキパッドなどの消耗品の交換費用も比較的安価で済むため、総合的に見てもランニングコストが抑えられるのが特徴です。
これらの条件に当てはまる方には、CB250Rは非常にバランスの取れたおすすめの一台です。
今後のCB250R情報:2025年の展望と注意点
排ガス規制の強化やモデルチェンジのタイミングによっては、CB250Rのラインナップや仕様に大きな変更が加えられる可能性があります。
新型モデルが発表された場合、価格の上昇や装備内容の変化が想定され、必ずしも現行モデルと同じバランスの良さが維持されるとは限りません。
また、排ガス規制の影響で特定の排気量帯のモデルが縮小される傾向にある中で、CB250Rも生産終了や一時的な受注停止などに直面する可能性も否定できません。
そのため、現行モデルの魅力に惹かれている方や、今すぐ乗りたいと考えている方にとっては、購入のタイミングを見極めることが非常に重要となります。
こうした情報は公式サイトやメーカー発表だけでなく、信頼性のあるバイクメディアや販売店の情報にも目を向けて、最新の動向を常に注視しておくことが後悔のない選択につながります。