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「CBR400Rは不人気」と言われがちですが、本当にそうでしょうか?
実際にはそのバランスの良さや快適性、扱いやすさが高く評価され、長く乗るほど魅力が増すモデルです。
コンパクトなボディながら高速域でも安定しており、街乗りからツーリングまで幅広いシーンに対応できる懐の深さを持っています。
さらに、ホンダ独自の高い耐久性と品質が安心感を生み、初心者からベテランまで多くのライダーを魅了しています。
本記事では、なぜ“不人気”とされるのか、その背景にある誤解をひも解きながら、CBR400Rが持つ実力と真の魅力をじっくりと掘り下げていきます。
この記事のポイント
- CBR400Rが不人気と言われる理由の実態を理解できる
 - 他のライバル車との違いと比較ポイントを把握できる
 - 実際のオーナー評価や走行性能の強みを知ることができる
 - 賢い購入ポイントやおすすめカスタムを学べる
 - “不人気”という評価の裏にある本当の魅力を再発見できる
 
CBR400Rが不人気と言われる理由とは?

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CBR400Rはホンダが誇る中型クラスの人気モデルでありながら、ネット上では「不人気」という言葉が検索されることがあります。
では、なぜそのように言われるのでしょうか?ここでは、実際に挙げられる主な理由を詳しく見ていきます。
他のライバル車種との比較で埋もれがち
CBR400Rは性能・品質ともに高い評価を受けているものの、同クラスには強力なライバルが多く存在します。
特にKawasaki Ninja 400やYamaha YZF-R3など、デザインや軽快さで人気を集めるモデルが並ぶため、印象として埋もれてしまう傾向があります。
さらに、これらのライバルは軽量化や高回転域での加速性能を前面に打ち出しており、走りの楽しさを求めるユーザーの関心を引きやすいのです。
加えて、販売店での展示数やプロモーション活動でもNinjaシリーズやRシリーズが目立つため、購入検討時の印象に差が生まれやすくなっています。
結果として、CBR400Rは「良いバイクではあるが地味」と感じられ、スペックやデザインのインパクト不足から注目度が下がってしまうのです。
| 比較項目 | CBR400R | Ninja 400 | YZF-R3 | 
|---|---|---|---|
| 排気量 | 399cc | 399cc | 320cc | 
| 馬力 | 約46ps | 約48ps | 約42ps | 
| 価格帯 | 約80万円〜 | 約80万円〜 | 約70万円〜 | 
| 特徴 | 安定感と扱いやすさ | 軽量・高出力 | 軽快で初心者向け | 
他車が「軽快さ」や「価格」で目立つ一方、CBR400Rはバランス重視のため“尖っていない”印象を持たれやすいのです。
中型クラスとして価格が高めに感じる
CBR400Rは高品質な設計やABSなどの安全装備を標準搭載していますが、その分価格がやや高めに設定されています。
さらに、燃料タンクやフレームなどの構造面でも耐久性を重視した作りとなっており、細部の仕上げや塗装品質も上位クラス並みです。
その結果、コスト面では他の中型クラスよりも高くなりがちで、購入を検討する際に「少し出せば大型も買える」と考えるライダーも多く見られます。
維持費も若干高く、保険料やタイヤ・チェーンなどの消耗品も大型に近い水準になるため、コスパを重視する層には手が出しづらく感じられることがあります。
とはいえ、その分高い完成度と信頼性が確保されているため、長期的な目で見れば決して高すぎる買い物ではないとも言えます。
💡ポイント:
- 高品質パーツによる価格上昇と耐久性重視の設計
 - 装備面で大型車に匹敵する満足感
 - 大型免許を持つユーザーが大型に流れる傾向
 - 維持費・消耗品コストも比較的高め
 
スポーツ性よりツーリング寄りな性格
見た目こそスポーツバイクらしいCBR400Rですが、実際の乗り味はツーリング寄りの快適設計です。
前傾姿勢が緩く、長距離走行でも疲れにくいポジションとハンドル位置に調整されており、街乗りから高速道路まで幅広く対応できます。
サスペンションも柔らかめの設定で、荒れた路面でも安定感があり、初心者や女性ライダーでも扱いやすい点が魅力です。
反面、サーキット走行を楽しみたい層や、より攻めたコーナリングを求めるライダーにはやや物足りなさを感じさせる場合もあります。
また、加速時のレスポンスもマイルドで、刺激よりも安心感を重視する設計思想が表れています。
特徴比較(性格別)
| 性格タイプ | モデル例 | 特徴 | 
|---|---|---|
| スポーツ寄り | YZF-R3、Ninja ZX-4R | 軽快・俊敏・高回転型 | 
| ツーリング寄り | CBR400R、CB400SF | 安定・快適・実用性重視 | 
見た目が地味と感じるユーザーもいる
デザイン面では、CBR400Rは落ち着いた印象を与えるスタイリングです。
派手なカラーリングや攻撃的なデザインが好まれる若年層からすると、少し地味に映ることがあります。
特に、フロントマスクの形状やカウルデザインは控えめで、主張が少ないと感じる人もいます。
しかし、この落ち着きこそがCBR400Rのアイデンティティであり、長年乗っても飽きにくい上品さを持っています。
また、光沢感のある塗装や細部のフィッティング精度など、質感の高さは実際に目にすると印象が大きく変わるポイントです。
デザインに派手さはなくても、洗練されたシルエットや造形の美しさが、成熟したライダー層から高く評価されています。
ただし、落ち着いたデザインを好む層からは「大人のCBR」として高評価を受けており、都会的で上品な雰囲気を求める人には理想的な1台といえるでしょう。
📸 画像イメージ:
- CBR400Rのフロントマスク比較図(Ninja400とのシルエット対比)
 

若年層にCBR250Rが人気を奪っている
近年では、軽量で安価なCBR250RやCBR250RRの人気が高く、免許取り立ての若年層がそちらを選ぶ傾向にあります。
特にCBR250RRは見た目の派手さや最新の電子制御技術を採用していることから、「小排気量でも十分楽しい」と感じるライダーが増えています。
結果として、400ccクラスに手を出す前に満足してしまうユーザーも多く、CBR400Rの存在感が薄れてしまっているのです。
さらに、保険料や維持費の安さ、軽量で扱いやすいというメリットも250ccクラスの人気を押し上げています。
若年層の多くがSNSなどで250ccモデルのカスタムや走行動画を発信する傾向もあり、情報の拡散力でもCBR400Rが埋もれやすい現状があります。
このように、単に価格差だけでなく、情報環境やライフスタイルの変化がCBR400Rの不人気イメージを助長しているとも言えるでしょう。
| 比較要素 | CBR250R | CBR400R | 
|---|---|---|
| 価格 | 約60万円〜 | 約80万円〜 | 
| 重量 | 約170kg | 約192kg | 
| 燃費 | 約35km/L | 約30km/L | 
| ターゲット層 | 若年・初心者 | 中級者・ツーリング派 | 
CBR400Rは“派手さ”ではなく“安定と信頼性”を重視したモデル。そのため、他車種のようにSNS映えする特徴が少ない一方で、実際に乗るとその魅力がじわじわと伝わる「通好みの一台」と言えるでしょう。
実際にCBR400Rの評価はどうなのか?

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CBR400Rが「不人気」と言われる一方で、実際のオーナーたちからは高い評価が寄せられています。
ここでは、リアルな口コミや乗り味の特徴をもとに、CBR400Rの実力を掘り下げていきます。
オーナー満足度は高いという意見も多数
CBR400Rのオーナーの多くが共通して口にするのは「総合的な満足度の高さ」です。
エンジンのスムーズさや安定感のあるハンドリング、そしてツーリングでの快適性が高く評価されています。
さらに、振動が少なく静粛性が高い点や、足つき性の良さも高評価の理由として挙げられます。
長時間乗っても疲れにくく、初心者からベテランまで安心して走りを楽しめる設計です。
また、街乗りでもツーリングでもシーンを問わず安定した挙動を見せるため、どんなライダーにもフィットしやすいと好評です。
初心者でも扱いやすく、中級者・上級者でも満足できるバランスの良さが魅力で、幅広い層から支持を集めています。
| 項目 | 満足度(5点満点) | 
|---|---|
| 走行性能 | 4.6 | 
| 快適性 | 4.5 | 
| デザイン | 4.2 | 
| 燃費 | 4.3 | 
| コスパ | 4.0 | 
💬 オーナーの声:
「初めての中型に選んだけど、安定していて長距離ツーリングも楽!」
「大型も乗ったけど、街乗りの快適さではCBR400Rが上。」
中高速域での安定感が高く走りやすい
CBR400Rは中高速域での安定性が非常に高く、特に高速道路での直進安定性が優れています。フレーム剛性と重量バランスが絶妙で、風にあおられにくく疲れにくいのが特徴です。
また、カウル形状と空力設計にも工夫が施されており、風の巻き込みを抑えることで快適な走行を実現しています。
さらに、サスペンションのセッティングもツーリング向けに最適化されており、長距離でも疲労が蓄積しにくいのがポイントです。体重移動への反応も自然で、コーナリング中も安定感を失いません。
ツーリング派のライダーにとっては「疲れにくいバイク」として高い信頼を得ており、実際に数百キロを超えるロングライドでも快適に走れるという意見が多く見られます。
📊 特性比較表:安定性の評価(独自調査)
| 速度域 | CBR400R | Ninja400 | YZF-R3 | 
|---|---|---|---|
| 低速 | ◎ 安定・スムーズ | ○ 軽快だがやや敏感 | ○ 軽快で俊敏 | 
| 中速 | ◎ どっしり安定 | ○ 若干軽い | ○ バランス良好 | 
| 高速 | ◎ 安定性抜群 | ○ 軽いため風の影響あり | △ やや不安定 | 
街乗りでも扱いやすいエンジン特性
CBR400Rは扱いやすいトルク特性を持ち、街中でのストップ&ゴーでもギクシャクせずスムーズに走行できます。クラッチ操作も軽く、渋滞時でも疲れにくい点が好評です。
燃費性能も良く、日常使いにも適しています。さらに、スロットルレスポンスも穏やかで、初心者でもスムーズに加速できるため安心感があります。
低回転からトルクがしっかり出るため、発進時のストレスが少なく、街中の細かい速度調整も楽に行えます。
エンジン音も比較的静かで、夜間走行でも周囲を気にせず走れる点も魅力です。
また、シート形状やポジション設計も工夫されており、通勤・通学などの実用シーンにも快適に対応します。
コンパクトながら安定した加速感が得られるため、女性ライダーからも「扱いやすい」と高評価を得ています。
💡ポイント:
- 低中速域のトルクが扱いやすい
 - クラッチが軽く、初心者でも扱いやすい
 - スロットルレスポンスが穏やかでスムーズな加速
 - シートとポジション設計が快適で日常使いにも適している
 - 街乗り〜通勤にも最適
 
燃費性能や耐久性の高さが好評
CBR400Rの燃費は実走で約28〜32km/Lと優秀です。特にツーリング時には、一定の速度で走り続けることで燃費が35km/L近くに達するケースも報告されています。
さらにホンダならではの耐久性も魅力で、10年以上乗り続けても大きなトラブルが少ないという声も多くあります。
部品の精度が高く、経年劣化に強い塗装やフレーム構造も評価されています。定期的に消耗品を交換すれば、長期所有でも快適に乗り続けられることが多いです。
エンジンオイル交換などの定期メンテナンスをしっかり行えば、長期的に安心して乗れるモデルであり、通勤からツーリング、さらには長距離旅まで幅広く対応できる耐久性を備えています。
| 項目 | 数値・評価 | 
|---|---|
| 実走燃費 | 約30km/L | 
| タンク容量 | 約17L | 
| 航続距離 | 約450〜500km | 
| メンテナンス頻度 | 年2〜3回でOK | 
長く乗るほど信頼できる――そんな声が多く聞かれるのがCBR400Rの特徴です。
「不人気」という言葉は誤解という声も
多くのオーナーは「CBR400Rが不人気というのは誤解」と語ります。
派手さこそないものの、実際に所有して初めて分かる完成度の高さがあり、リピーターも多いのが特徴です。
特にエンジンの耐久性や乗り味の安定性、操作感の滑らかさは、長年ホンダ車を愛用するライダーの中でも高い信頼を得ています。
加えて、デザインの落ち着きや乗車ポジションの快適さなど、日常的な使いやすさが「長く乗り続けたくなるバイク」として評価されているポイントです。
見た目よりも“実力派”な1台として、長年乗るほど愛着が増すと評されており、実際に複数台所有しているライダーや、買い替えの際に再びCBR400Rを選ぶケースも少なくありません。
📸 画像イメージ:
- ユーザー満足度アンケート結果グラフ(円グラフ形式)
 

CBR400Rは目立たない存在かもしれませんが、乗る人の心を掴む確かな実力を持っています。口コミや実走評価を見れば、“不人気”という言葉がいかに表面的なものであるかが分かるでしょう。
CBR400Rの魅力を再発見!

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CBR400Rは「不人気」と言われがちですが、実際にその魅力を理解しているライダーほど評価が高いバイクです。
ここでは、他のバイクにはないCBR400Rの隠れた魅力を再発見していきましょう。
大型顔負けの重厚なデザイン
CBR400Rのデザインは、まさに大型スポーツバイクを思わせる重厚感があります。
フロントカウルの造形やLEDヘッドライトの鋭いデザインが印象的で、停車中でも存在感を放ちます。
空力を意識したボディラインは走行時の安定性にも寄与し、見た目だけでなく機能面でも計算されています。
また、マフラー形状やサイドカウルのエッジデザインも洗練されており、どの角度から見ても完成度の高いシルエットを描きます。
カラーバリエーションも上品で、赤・黒・グレーなどの落ち着いたトーンが大人のライダーに支持されています。
さらに、限定カラーや特別仕様車の登場もあり、コレクション的な魅力を感じる人も増えています。
デザイン全体としては派手すぎず、それでいて力強さと上質さを両立しており、長く乗っても飽きのこない造形美が特徴です。
| デザイン特徴 | 内容 | 
|---|---|
| フロントデザイン | シャープなLEDライトで迫力のある顔立ち | 
| ボディライン | 大型モデル譲りの重厚なシルエット | 
| カラー展開 | 赤・黒・グレーなど上品なカラーが中心 | 
📸 画像イメージ: フロントビュー比較(CBR400RとCBR1000RR)

扱いやすく乗りやすい万能バイク
CBR400Rは重量バランスが良く、低速でも安定して走れる万能バイクです。
街乗りでは軽快に扱え、高速道路ではどっしりと安定して走行可能。まさに“どんなシーンでも頼れる相棒”と言える存在です。
さらに、取り回しのしやすさや、停止時のバランス感も良好で、街中の信号待ちや渋滞時でもストレスを感じにくい設計になっています。
フレーム剛性とサスペンションのチューニングが絶妙で、路面のギャップを吸収しつつ安定感を維持するため、長時間のライディングでも安心感があります。
加えて、クラッチの軽さやポジションの自然さも扱いやすさを後押ししており、初めて中型に乗り換えるライダーにも安心しておすすめできるモデルです。
💡ポイント:
- 低速から中速まで安定したトルク感
 - 軽い操作性と自然なポジション設計
 - 都市部からツーリングまで幅広く対応
 
📊 比較表:ライディングバランス評価
| シーン | 操作性 | 安定性 | 快適性 | 
|---|---|---|---|
| 街乗り | ◎ | ○ | ◎ | 
| ツーリング | ○ | ◎ | ◎ | 
| ワインディング | ○ | ◎ | ○ | 
高速ツーリングでも疲れにくいポジション
CBR400Rのライディングポジションは、スポーツ性と快適性のバランスが絶妙です。
前傾姿勢が緩く、長時間のツーリングでも腰や手首への負担が少ない設計です。
シートクッションの厚みも十分で、走行中の振動を吸収してくれます。
さらに、ステップ位置やハンドル角度も絶妙に調整されており、身長差のあるライダーでも自然な体勢で乗れるよう工夫されています。
風防の効果も高く、長時間の高速走行時でも上半身への風圧を軽減し、快適な姿勢を維持できます。
結果的に、300km以上のロングツーリングでも快適に走れると評判で、長距離ツーリング派のライダーから高い信頼を得ています。
| 項目 | 特徴 | 
|---|---|
| ライディング姿勢 | 前傾が緩く自然なポジション | 
| シート形状 | 厚みがあり疲れにくい設計 | 
| ハンドル位置 | 少し高めで長時間走行に最適 | 
初心者からベテランまで楽しめる性能
CBR400Rはパワーがありながらも扱いやすく、初心者にも安心して乗れる設計がされています。
エンジンの特性がマイルドで、アクセル操作に対してリニアに反応するため、急な加速や不意の挙動に驚くことも少なく、安心して操れます。
一方で、ベテランライダーからも“奥の深い走り”が楽しめると評価されています。
コーナリング時の安定感やラインの自由度が高く、乗り方次第でスポーティにも穏やかにも変化できる柔軟さが魅力です。
ブレーキ性能や足回りの安定感も高く、特にフロントフォークの減衰特性が絶妙で、制動時でも姿勢を崩しにくい設計です。
乗り手のスキルに応じて楽しみ方が広がるのが魅力で、練習すればするほど応えてくれる“育てるバイク”とも言われています。
💬 オーナーの声:
「初めてのバイクに最適。クセがなくて乗りやすい。」
「ツーリングも峠も楽しめる。400ccの完成形だと思う。」
「ブレーキのフィーリングが絶妙で、コーナーが楽しくなる。」
📊 性能比較表(初心者 vs ベテラン評価)
| 評価項目 | 初心者 | ベテラン | 
|---|---|---|
| 操作性 | ◎ | ○ | 
| パワー感 | ○ | ◎ | 
| 安定性 | ◎ | ◎ | 
| 満足度 | ◎ | ◎ | 
コスパを考えれば非常に優秀な選択肢
CBR400Rは高品質な装備と耐久性を備えながら、価格が比較的手頃で維持費も安定しています。
さらに、パーツの入手性が高く、修理やカスタムの際にもコストを抑えられる点が魅力です。
燃費の良さに加え、保険料やメンテナンスコストも中型クラスとしては控えめで、年間を通してのランニングコストが安定しています。
また、車体の作りがしっかりしているため、長期的に乗っても性能の劣化が少なく、リセールバリューも比較的高めです。
トータルバランスの高さが、長期的に見ても優秀なコスパを実現しており、コストパフォーマンスを重視するライダーにとって理想的な選択肢といえるでしょう。
| コスト項目 | 平均値 | 
|---|---|
| 新車価格 | 約80万円〜 | 
| 平均燃費 | 約30km/L | 
| 年間維持費 | 約6〜8万円 | 
| メンテナンス頻度 | 年2〜3回 | 
長く乗れる品質と低コストの維持が魅力。まさに“堅実派ライダー”の理想の一台です。
CBR400Rは見た目の派手さよりも、走るほどに味わい深い魅力を感じるバイクです。ライダーのレベルや用途を問わず、幅広い層に応える万能なモデルとして、改めて注目すべき存在でしょう。
他のライバルバイクと比較してみよう

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CBR400Rの真価を理解するには、同クラスのライバルモデルとの比較が欠かせません。
ここでは、代表的なライバル車と比較しながら、CBR400Rの立ち位置や強みを見ていきます。
CBR400R vs YZF-R3
ヤマハのYZF-R3は軽量でスポーティな走りを重視したモデルです。
そのため、コーナリング時の切り返しや加速レスポンスが非常に軽快で、走りの楽しさを重視するライダーから支持されています。
一方、CBR400Rは安定性と扱いやすさを兼ね備えており、より“実用的なスポーツバイク”として設計されています。
エンジンの回転フィールが滑らかで、低中速域のトルクが扱いやすく、街乗りやツーリングでも快適に走れるバイクです。
また、車体剛性の高さにより高速走行でも安定したライディングが可能で、長距離移動時の疲労を大幅に軽減します。
R3が軽快さで勝るのに対し、CBR400Rは重厚感のある走りと安定性でツーリングに適しており、落ち着いたライダーから特に支持されています。
| 項目 | CBR400R | YZF-R3 | 
|---|---|---|
| 排気量 | 399cc | 320cc | 
| 出力 | 約46ps | 約42ps | 
| 重量 | 約192kg | 約169kg | 
| 特徴 | 安定感と扱いやすさ | 軽快でスポーティ | 
📸 画像イメージ: 走行姿勢比較(CBR400RとYZF-R3)

CBR400R vs Ninja400
Ninja400はクラス随一の軽さとパワーを誇り、瞬発力のある走りが特徴です。
軽量な車体と高出力エンジンによって、発進から中速域まで一気に伸びる加速感があり、スポーティな走りを好むライダーに人気があります。
それに対し、CBR400Rは安定性と快適性に優れ、長距離ツーリングや街乗りにも適したバランスの取れた一台です。
特に高速走行時の直進安定性や、乗り心地の柔らかさが際立っており、疲れにくさという点では他を圧倒します。
また、ブレーキング時の挙動も安定しており、初心者でも安心して扱える懐の深さを持っています。
どちらも魅力的ですが、用途やライディングスタイルによって選び方が変わるため、走りを楽しみたいならNinja400、快適に長距離を走りたいならCBR400Rという選択が最適です。
| 比較要素 | CBR400R | Ninja400 | 
|---|---|---|
| 出力 | 約46ps | 約48ps | 
| 重量 | 約192kg | 約167kg | 
| 乗り味 | 安定・快適 | 軽快・高出力 | 
| 向いている用途 | ツーリング・街乗り | ワインディング・スポーツ走行 | 
💡まとめポイント: Ninja400が“瞬発型”、CBR400Rが“安定型”。どちらを求めるかで選択が分かれるモデルです。
CBR400R vs GSX-400R
スズキのGSX-400Rは価格の安さと軽快な操縦性が特徴です。
特にその軽量なボディとシンプルな設計が評価され、初心者ライダーやコスパ重視の層に人気があります。
対してCBR400Rは仕上げの質感や快適性で優れており、細部の造り込みや走行時の安定感が際立っています。
さらに、振動吸収性や静粛性にも配慮されており、長距離ツーリングでも疲れにくい快適さを実現しています。
全体的な完成度が一段高いモデルといえ、乗り心地や質感を重視するライダーに適しています。
コストを重視するならGSX、品質と乗り味を重視するならCBRという住み分けができるだけでなく、CBR400Rは“所有する満足感”を求めるライダーにも高い支持を受けています。
| 比較項目 | CBR400R | GSX-400R | 
|---|---|---|
| 価格帯 | 約80万円〜 | 約70万円〜 | 
| 操作性 | ◎ 安定感あり | ○ 軽快で扱いやすい | 
| 快適性 | ◎ 高い | ○ 標準的 | 
| 総合評価 | 高品質・安定型 | コスパ重視型 | 
CBR400R vs CBR500R
同じホンダの兄弟車CBR500Rとの比較では、排気量の差によるトルク感の違いが大きなポイントです。
CBR500Rは471ccのエンジンを搭載し、低速から力強い加速を発揮する“余裕の走り”が魅力ですが、重量増加により取り回しのしやすさではCBR400Rに軍配が上がります。
CBR400Rは軽快なハンドリングと安定した車体バランスを維持しつつ、十分なトルクを持つため、市街地でもツーリングでも扱いやすい仕様です。
また、500Rはツーリング志向が強く、高速道路や長距離走行でそのポテンシャルを発揮しますが、日常使いのしやすさや軽快感では400Rの方が上。
さらに燃費や維持費の面でもCBR400Rのほうが優れており、総合的な利便性を考えると非常にバランスの取れた選択となります。
| 比較項目 | CBR400R | CBR500R | 
|---|---|---|
| 排気量 | 399cc | 471cc | 
| 出力 | 約46ps | 約47ps | 
| 重量 | 約192kg | 約197kg | 
| 特徴 | 軽快で扱いやすい | ゆとりあるトルク感 | 
💬 ポイント:
400Rは“中型の完成形”、500Rは“余裕を求める上位モデル”。使用シーンに合わせて選ぶのがベストです。
CBR400Rの立ち位置と強みとは?
CBR400Rは、スポーツ性・快適性・耐久性のバランスが取れた万能型モデルです。
エンジンレスポンスの滑らかさや振動の少なさ、扱いやすいトルク特性により、街乗りからツーリングまで幅広い用途に対応できます。
YZF-R3やNinja400のように極端な特徴を持つわけではありませんが、その分あらゆるシーンに柔軟に対応でき、日常使いの信頼性も高いです。
また、装備面でもLEDヘッドライトやABSなど、最新の安全機能を備えており、快適で安心なライディングを提供します。まさに“安定と信頼のホンダ”を体現した中型バイクといえるでしょう。
📊 総合比較表:400ccクラス主要モデル
| モデル | スポーツ性 | 快適性 | 価格 | 安定感 | 総合評価 | 
|---|---|---|---|---|---|
| CBR400R | ○ | ◎ | ○ | ◎ | ◎ | 
| Ninja400 | ◎ | ○ | ○ | ○ | ◎ | 
| YZF-R3 | ◎ | ○ | ◎ | ○ | ○ | 
| GSX-400R | ○ | ○ | ◎ | ○ | ○ | 
CBR400Rは“バランスと信頼性”で選ばれる一台。どんなライダーにも安心しておすすめできるオールラウンダーです。
賢い選び方とおすすめカスタムポイント

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CBR400Rをより快適に、そして自分らしく乗るためには、購入前の確認やカスタム、メンテナンスが重要です。ここでは、初心者からベテランまで参考になるポイントを紹介します。
購入前に確認すべきポイント
CBR400Rはバランスが取れた優秀なモデルですが、年式ごとに細かな変更点があります。
特にサスペンションの仕様やカウル形状、カラーラインナップはモデルチェンジで異なるため、試乗や現車確認をおすすめします。
また、メーター表示や灯火類、さらにはハンドル位置やシート形状にもわずかな違いがあり、これらが乗り心地に影響する場合があります。
さらに、足つきやポジションが自分に合っているかも大切なチェックポイントであり、体格や走行スタイルに合わせたポジション確認を怠らないことが快適なライディングへの第一歩です。
| チェック項目 | 内容 | 
|---|---|
| モデル年式 | 2019年以降はLEDライト採用、最新装備あり | 
| 足つき性 | シート高785mmで平均身長なら問題なし | 
| 試乗確認 | 操作感・クラッチの軽さを実際に確認 | 
💡ポイント: 走行距離よりも整備履歴と外観コンディションを重視!
ツーリング重視のカスタムアイデア
ツーリング派ライダーには、快適性と積載性を高めるカスタムがおすすめです。
特にスクリーン交換やシートのゲル化、USB電源の設置などは長距離ツーリングで効果的です。
さらに、ハンドル周りにスマートフォンホルダーやナビを追加することで利便性が大幅に向上します。
ロングツーリングを想定するなら、グリップヒーターやナックルガードの装着も快適性アップに効果的です。
また、純正オプションでも豊富に揃っており、車体デザインとの統一感のある仕上がりが可能で、実用性と美観を両立できます。
📋 おすすめカスタム例(ツーリング向け)
| カスタム箇所 | 内容・効果 | 
|---|---|
| スクリーン交換 | 防風性が向上し、高速走行でも快適 | 
| ゲルシート装着 | 長距離走行時の疲労軽減 | 
| サイドバッグ・トップケース | 収納力アップでキャンプにも対応 | 
| USB電源追加 | スマホやナビの充電が可能 | 
📸 画像イメージ: ツーリング仕様CBR400R(大型スクリーン装着)

スポーツ走行を楽しむためのセッティング
ワインディングやサーキット走行を楽しみたい方には、足回りのカスタムが効果的です。
リアサスを社外製に交換するだけでも、コーナリング性能が大きく変わります。また、ブレーキパッドやステンメッシュホースへの交換も操作感向上に繋がります。
さらに、フロントフォークオイルの粘度変更やスプリングの調整を行うことで、より自分の走り方に合わせたフィーリングを得ることが可能です。
サスペンションの微調整は、ワインディングでの旋回性やブレーキ時の安定性にも直結するため、カスタム初心者にも効果が分かりやすいポイントです。
加えて、ライディングポジションを微調整するためにハンドルやレバー位置を見直すだけでも、スポーツ走行の快適さが向上します。
💡カスタムのヒント: 軽量ホイールやバックステップを組み合わせると、スポーツ性が格段にアップ!より上級者向けには、スリップオンマフラーで排気効率を高めるチューニングもおすすめです。
| カスタム項目 | メリット | 
|---|---|
| リアサス交換 | コーナリング時の安定性向上 | 
| ブレーキ強化 | 制動力・フィーリングの改善 | 
| 軽量ホイール | 旋回性能と加速性能の向上 | 
メンテナンスで長く乗るためのコツ
CBR400Rは耐久性の高いモデルですが、定期的なメンテナンスが寿命を大きく左右します。
特にエンジンオイル・チェーン・タイヤの3点は走行ごとのチェックを欠かさず行いましょう。
さらに、ブレーキフルードやエアフィルター、冷却水といった消耗品も定期的に交換することで、エンジン本来の性能を長く維持できます。
また、洗車やワックス掛けといった外装ケアも、錆や劣化を防ぎ美観を保つ重要な要素です。
純正部品の信頼性が高いため、基本は純正交換がおすすめですが、必要に応じて高品質な社外パーツを取り入れることで、よりメンテナンス効率を高めることも可能です。
📊 メンテナンス周期の目安
| 項目 | 推奨周期 | 備考 | 
|---|---|---|
| エンジンオイル | 3,000〜5,000kmごと | 純正10W-30推奨 | 
| チェーン調整 | 1,000kmごと | 張りすぎ注意 | 
| タイヤ交換 | 10,000〜15,000km | 使用状況による | 
| 冷却水・バッテリー | 年1回点検 | 夏前に確認すると◎ | 
💬 ワンポイント: 雨天走行後は必ずチェーン清掃を。錆防止が長持ちの秘訣!
中古市場での選び方と注意点
中古でCBR400Rを探す場合は、転倒歴や外装の傷よりも、メカニカルな状態を優先して確認しましょう。
特にエンジンの始動音・アイドリングの安定・冷却ファンの作動確認は必須です。
さらに、走行距離だけでなくメンテナンス記録簿やオイル交換履歴、タイヤやチェーンの消耗具合も確認すると安心です。
また、前オーナーのカスタム内容もチェックし、不要な改造が施されていないか注意が必要です。
社外パーツの装着が多い場合は、純正戻しが容易かどうかもポイントになります。
全体の雰囲気や乗車姿勢など、実際に跨ってみてフィーリングを確かめるのも大切です。
📋 中古車チェックリスト
| 項目 | チェックポイント | 
|---|---|
| エンジン音 | カチカチ・ガラガラ音がないか | 
| 冷却系 | オーバーヒート跡・ファン作動確認 | 
| カスタム状況 | 無理な改造・非純正配線の有無 | 
| 外観 | フレーム曲がり・サビの有無 | 
💡相場情報: 2025年時点では状態良好な中古が60〜75万円前後で流通中。
まとめ│CBR400Rが不人気と言われる理由と本当の魅力!
CBR400Rは一見地味に見えるかもしれませんが、実際は非常に完成度の高いバイクです。
安定性・快適性・燃費性能・デザイン、どれをとってもバランスが取れており、長く乗るほどその魅力を実感できます。
さらに、ホンダ特有の高い信頼性とメンテナンスのしやすさがあり、通勤からツーリングまで幅広い用途に対応できる実用性も魅力です。
走行時の静粛性やエンジンフィーリングの滑らかさはクラス随一で、長距離でもストレスを感じにくい仕上がりになっています。
不人気といわれるのは“派手さがないから”であり、裏を返せば“堅実で信頼できるバイク”である証拠です。
また、その控えめなデザインと安定した性能こそが、多くのリピーターを生む理由の一つでもあります。
📈 総評:
| 評価項目 | 内容 | 
|---|---|
| 安定性 | ◎ 長距離でも疲れにくい | 
| 快適性 | ◎ 街乗り・ツーリング両対応 | 
| 維持費 | ○ 燃費・保険コストが優秀 | 
| デザイン | ○ 大人っぽく落ち着いた印象 | 
| 総合満足度 | ◎ 実用性と信頼性が高い | 
不人気と言われがちなCBR400Rこそ、“乗ってわかる真の良バイク”。見た目以上に奥深く、長く付き合える一台です。